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怪獣・特撮

GODZILLA(2014):ゴジラを神にした演出を徹底解説!

2021年9月26日

 

GODZILLA(2014)では、ゴジラやムートーは「神」のようなポジションだったよね。今にして思うと珍しい扱いだった

 

あの作品ではまさしく「神」だったね。その後の作品とは怪獣の演出が違う。本記事ではゴジラを「」にした数々の演出を紐解いていくぞ

 

こんにちは、センチネルです。本記事では、GODZILLA(2014)に登場したゴジラやムートーが、なぜあれほどまでに「神」のように感じられるのかを紐解いていきます。

 

本記事の内容

  • GODZILLA(2014)に登場するゴジラやムートーを「神」のように表現できた演出を紐解く

 

今でこそ「ゴジラ」はモンスターバースで普通に存在していますが、このシリーズで最初の作品の「GODZILLA(2014)」ではまさしく「神」の扱いを受けていました。

 

モンスターバースのその他の作品に登場する怪獣達も、確かに大きい。続編の「キング・オブ・モンスターズ」に登場するキングギドラなどは、ゴジラの「倍以上」の体積を持っています

 

しかし「GODZILLA(2014)」に登場したゴジラやムートーは「その作品内」では、続編の怪獣達以上の大きさや「強大さ」を持っているように感じられるシーンが多々あります。

 

なぜ本作のゴジラやムートーが、続編のモンスター達よりも強大で神のような印象を受けるのか。それはずばり「演出」によるものです。

 

本作のゴジラは「神」そのもの。続編のゴジラよりも若干小さいのにそう感じるのは、演出の力としか言いようがないね

 

その演出は、世間の人にはちょっと不評だった部分もある。でも今にして思えば、あの演出が良かったんだ!って思えてくる

 

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神に思える理由その1。ゴジラを「あえて見せない」という焦らしが効いている

 

本作「GODZILLA」は、タイトルの割にはあまりゴジラ出てこなかったよね?せっかく出てきてもすぐカット切り替わったし。。。

 

まさにそれよ。簡単にはゴジラを見せないことで、触れることが叶わない「神=ゴジラ」を演出している。焦らしとも言うけど

 

確かに、「ゴジラ」を見に来ているのに、そのゴジラがなかなか出てこない。。。出てきても、すぐにカットが切り替わる。普通に考えれば、こんなにふざけた作品はありませんよね。

 

この部分が不評だったのか、続編ではこの「ゴジラ全然出てこない問題」を払拭するかのように、さまざまな怪獣達が「縦横無尽」に暴れまわってくれています。

 

ただ、その続編に登場する怪獣達は、本作「GODZILLA」よりも、怪獣達の神っぽさが「薄まっている」と思いませんか?

 

その理由は簡単で、単純に「見せ過ぎた」のです。巨大怪獣が暴れまわっているのが「当たり前」の状態になっているのですね。

 

1作目を見ていると、なかなかゴジラを見せない「焦らし」が存分に効いています。を簡単には見せませんよ!とでも言いたげな演出。

 

管理人は、この焦らしの演出を「あり」だと思っていて、ようやくゴジラが現れた時の「盛り上がり」を最大限に引き立ててくれていると感じます。

 

神たるもの、なかなか姿を見せない。。。それが本作のゴジラよ。それを最大限表現するために、あえて焦らしてゴジラを見せない!その分、ようやく出てきた時は鳥肌ものだよ

 

怪獣バトルを見たい人からは「超不評」だった部分だよね。暴れ回るゴジラを観たい気持ちはわかるけど、本作はゴジラというより「神=自然の調停者」を描いた作品だしね

 

神に思える理由その2。徹底した「人間=民間人目線」の演出

 

続編も人間目線の演出ですが、本作とその他の続編では、人間の関わり方が全く違います。

 

続編では「モナーク」や「Apex」などの、怪獣のことをよく知っているor知り尽くした人物達が、「怪獣とはこういうものだ」といった感じでストーリーを進めていきます。

 

言ってみれば、普通の人より「一段上がったポジション」の目線でストーリーが進んでいるんですね。それは芹沢博士も同じ。

 

それに対して、本作でゴジラに関わってくる人間(特にフォード)は、怪獣=タイタンを何も知らない人間。軍人とはいえ「民間人」が怪獣に巻き込まれていくストーリー。

 

つまり、視点が「観客側」の人が主人公なわけです。なので本作はストーリーを重視した内容になっていて、ゴジラの出番は控えめになっていたのですよ。

 

「無策」で神にも匹敵するゴジラやムートーに挑まなければならない悲壮感は、他の続編にはありません。この雰囲気が出るのは、何も知らない民間人が主人公だからこそ!(フォードは何も知らないまま、ムートーに両親を殺された)

 

続編と比べて、カメラワークやカメラの距離も「突如現れた怪獣」に巻き込まれてしまう「民間人の視点」で写し出されていますよね。

 

遠いところから怪獣を写しているシーンは殆どなく、大部分が「怪獣に触れそうな距離」の映像になっています。

 

民間人が怪獣に巻き込まれている構図を、ストーリーでも映像(カメラワーク)でも「見事に」表現していると思う。徹底して観客と同じ目線なんだよ

 

神=怪獣相手にはどうすることもできない。それをここまで全面に出しているのは、本作だけだね。結果、圧倒的なリアリティがある!

 

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神に思える理由その3。凄まじい音響効果が効いている

 

本作GODZILLA(2014)は、モンスターバースの中でもとびっきり「音響効果」が凄まじい!

 

ゴジラの咆哮ももちろんですが、ムートーが叩き出す音も素晴らしい。怪獣どころか人智を遥かに超えた「」のみが出せる圧倒的なパワーの音!

 

とりわけムートーの「さなぎ」が出す、断続的なパルス音は「中毒」になるほど素晴らしい効果音。ホームシアターを持っていたら、是非とも聴いてみよう!

 

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特に素晴らしいと感じた音響のシーンを以下に紹介します。

 

本作の素晴らしい音響のシーン

  • ゴジラの咆哮
  • ムートーの咆哮
  • ムートーの電磁パルス
  • ムートーの「さなぎ」のパルス音

 

とにかくデカイ、デカすぎる物体が音を出している!というった感覚が、音からも伝わってきます。ゴジラ以上にムートーは音響の宝石箱!

※1シーンごとの音のパワーが異次元なので、十分に音響を堪能したくて「部屋のリフォーム」を行う人もいるそうですよ

 

この音響効果が効いているのも、やたらに怪獣が出てこないからというのがあると思います。常にこの「ド迫力の音響」がダダ漏れしていたら疲れてしまう。

 

怪獣が登場しているシーンが少ないからこそ、このとんでもない迫力の音響が目立つ。モンスターバースの他の作品も音響のレベルは高いですが、本作ほどの迫力はない。

 

逆に言うと、本作レベルの音が「続編と同じ頻度」で叩き出されたら、視聴者は間違いなく疲労困憊になります。怪獣ではなく「神」がいるシーンのみに限定して叩き出す「思い切った音響」と言えます

 

音響・迫力を評価するなら、本作はあらゆる作品でも最強ランクだよ。管理人も模様替えしたら必ず本作で「音響調整」するしね。ゴジラもムートーも吐き出す音響がとにかく異次元!

 

この迫力は、まさに「神」。ゴジラの咆哮、ムートーの電磁パルス!いずれも人間ではどうにもならない相手だというのが「音響」できっちり表現してる!

 

ホームシアター系の記事はこちら。読み進めればホームシアターできます↓

ホームシアター:VOD(ストリーミングサービス)のまとめ記事はこちら

 

GODZILLA(2014)は続編を作る予定ではなかった

 

ちょっと話はそれますが、もともと本作を担当した「ギャレス・エドワーズ監督」は、本作をシリーズ化する予定はなかったそうです。

 

「モンスターバース」という単語自体、後から勝手に作られたもの。髑髏島の巨神以降から呼ばれ始めたシリーズ名)

 

本作に登場したゴジラとムートーのみが「」のような扱いを受けているのは、本作のみで完結する気満々だったからなんですね。

 

続編においてゴジラの「神」っぽさが急激に薄まったのは、やたらに怪獣を出してしまったから。あとは「民間人視点」が完全に抜け落ちてしまったからというのもあると思います。

 

そういった意味では、本作はかなり貴重です。

※どうしても続編は自分(民間人)と無縁の世界でストーリーが進んでいる感が強い。

 

ゴジラ=神はなかなか姿を見せないし、でも現れた時はド迫力に破壊して帰っていく。人間なんか及ぶものじゃない。それを表現したかったんでしょうね。

 

注意

実際には、ギャレス監督は、続編を作ってほしくなかったんだそうです。そのために、わざわざ怪獣を隠す演出にした。そんな話が流れています。本来、本作のゴジラは「続編並み」の登場時間があったのかもしれません

 

管理人は焦らしの演出があっても、圧倒的な音響効果のおかげで「焦らし」が帳消しになった。けど、普通にテレビで見たら焦らされてイラつくことはあるかもね

 

姿が見えなくても「音響のパワー」で何が起きてるかわかるしね。ホームシアター万歳すぎる!というか本作の音響が凄まじかったぶん、続編の音響が物足りなく感じてるんよ

 

GODZILLA(2014):ゴジラを神にした演出を徹底解説! まとめ

 

管理人はモンスターバース大好きですが、中でもこの「GODZILLA(2014)」が特に好み。本記事で紹介したように、ゴジラやムートーが「」だから。民間人視点の雰囲気もたまらない!

 

加えて、とてつもないレベルの音響!以降の続編では若干大人しくなってしまった要素です。

 

続編では怪獣を「タイタン」と呼んで「神」っぽくしていますが、本編では「地球を闊歩する巨大生物」の扱いを受けているのが少し悲しい。

 

もう一度「神」のゴジラを製作してくれることを妄想しつつ、本記事を閉めます。ではでは〜

 

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