
こんにちは、センチネル(@senntineru20001)です。本記事では上記の疑問に答えます。
本記事の内容
- 「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット版」でのステッペンウルフの目的を紹介
- 同作品でのステッペンウルフの強さを紹介
「ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット」は、2017年に公開された映画「ジャスティス・リーグ」の再編集版。
2017年当時に制作された「劇場版」の出来に不満を持ったファンの声に応え、「ザック・スナイダー」監督がやりたいことを全部盛り込み「完全版」として2021年に作り上げた異例の映画です。
劇場版は120分(2時間)だったのに対し、スナイダー版は242分(約4時間!)。劇場版が「ダイジェスト」に思えるほど重厚で濃密な映画となっている、まさに大傑作のヒーロー映画!
スナイダー版では、とりわけメインヴィランの「ステッペンウルフ」の容姿も目的も劇場版とは大きく異なっていることで話題になりました。
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— ロボットウォーカー (@robotwalker_) December 23, 2021
本記事では、スナイダー版でのステッペンウルフの「目的」や「強さ」をまとめていきます。


〜本記事の目次〜
【ステッペンウルフ】ザック・スナイダーカット版での目的を紹介
巨大な体と圧倒的な戦闘力が持ち味のスナイダー版ステッペンウルフですが、メインヴィランでありながらも劇中の扱いは不憫なところが多いキャラクター。
※扱いが雑なのではありません。むしろ丁寧にキャラ付けされています。不憫と感じるのは、ちゃんとキャラの目的が設定されているからこそ感じるものです。
スナイダー版でのステッペンウルフの目的は以下の3つ。
ステッペンの目的
- 3つのマザーボックスを結合させて「ユニティ」を発動させること
- ユニティを発動させ「焦土」となった地球を主人の「ダークサイド」に捧げること
- 最終的にダークサイドに認めてもらい、ダークサイドの隣に座ること
劇場版では、ただ単に「マザーボックスを結合させ、地球を暗黒世界にする」こと意外に彼の目的は語られませんでしたよね。
※一応、一言だけ「ダークサイド」と言ってはいましたが
しかしスナイダー版では、徹底して主人の「ダークサイド」に認めてもらうことを目的としていました。
スナイダー版のステッペンウルフの行動をまとめるとこうなります↓
ダークサイドは地球を欲しがっていたので、ユニティの力で焦土にした地球を彼に捧げれば、ダークサイドの「隣に座る」ことができるという考えで行動していた
そしてユニティを発動させるためには「3つのマザーボックス」を結合させる必要があったので、各地のマザーボックスの守護者たちを襲撃していたわけです。
マザーボックスに関する動きは劇場版と変わりません。
※劇場版ではボックスの力で「暗黒世界」を作ることが目的だった
ボックスを見つけた後「何をしたいのか」が違うわけです。
しかし、スナイダー版では「主人に認めてもらうために地球を焦土にする」という、なんとも哀愁漂う心持ちで行動していたのは驚きですね。
ステッペンウルフは過去にダークサイドを裏切ったことがあったものの、裏切りは失敗に終わり、以来ダークサイドの「尖兵」として多くの星を滅ぼしてきたそうな
・・・主人に認めてもらうため、今までの罪を償うために戦う(星を焦土にする)。
その目的を達成するためには「上司(デサード)」にずけずけと不備を指摘されても構わない。
※デサードはステッペンウルフの上司で、ダークサイドとステッペンウルフの仲介役
スナイダー版のステッペンウルフは、悪事の規模は桁違いであっても、意外とわれわれ現団人にも通じる不憫なキャラクターだったのです。


ザック・スナイダーカット版のステッペンウルフは「反生命方程式」を発見する
「ダークサイドに認めてもらう」という目的があるステッペンウルフですが、マザーボックスに触れたことでダークサイドが探していた「宝」に出逢います。
マザーボックスは「生きた機械」で、今までに見てきたものを記憶している。ステッペンウルフは、マザーボックスの記憶を見た
マザーボックスに触れて見た宝こそが「反生命方程式」。
反生命方程式は「全ての生命」と「全ての自由意志」を奪う究極の武器。
多次元宇宙を含む「10万の星々」を塵にしてきたダークサイドが、5000年もかけて探してきたもの。彼からすれば秘宝です。
マザーボックスの記憶を通して「反生命方程式」を見つけたステッペンウルフは、デサードに自信満々に報告し、ダークサイドと直に話すことに成功。
ユニティの力で地球を焦土にした後、ダークサイド自らが「宝」を取りに地球に来ることを宣言!
この時ステッペンウルフはダークサイドにある程度認められたと言えますね。
ステッペンウルフはきっと小躍りしたかったことでしょう。
若干複雑化したので、ここで一度まとめ。
キーアイテム・宝まとめ
- マザーボックスは生きた機械。今まで見てきた光景を記憶している
- マザーボックスが3つ揃うことで、ユニティなる現象が発生する。そのユニティで星を焦土に変える
- マザーボックスの記憶に触れたステッペンウルフは、地球に「反生命方程式」があることを突き止める
- ステッペンウルフがユニティで地球を焦土にした後、反生命方程式を取りにダークサイドが地球にやってくる
つまり主人・ダークサイドが地球に来る条件として、ステッペンウルフがユニティを発動させる必要があるわけですね。
ステッペンウルフの実力なら、マザーボックス集めの邪魔をする「ジャスティス・リーグ」のメンバーは「スーパーマン」がいないので問題ではない。
まあ、スーパーマン復活と「フラッシュ/バリー・アレン」の存在が誤算だったのですが。
とは言っても、今後に関わる重要な「反生命方程式」を発見したことに間違いはありません。続編が出るなら、間違いなく反生命方程式がキーになるでしょうから。


【ステッペンウルフ】ザック・スナイダーカット版での強さを紹介
行動する理由だけを考えると、哀愁ただよう「だけ」のヴィランなステッペンウルフですが、彼は戦闘能力が非常に高い。
引きこもりであるバットマンが、地球のヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」を組まなければ勝てないと判断するだけの強さをもっています。
その戦闘能力はバットマンが「地球最強戦士」と認める「ワンダーウーマン」でさえも敵わないほどで、そのワンダーウーマンに「スーパーマン」意外にあんな強い奴は見たことない。と言わしめるほどの実力
※ワンダーウーマンは神「アレス」を倒す実力がある
スナイダー版のステッペンウルフは、劇場版に比べて筋骨隆々さが増しています。
というか単純に「ゴツく」なっている!
さらに、そのゴツい体を「楔帷子」で覆っていて、なおさら劇場版よりも威圧感が増しています。
スナイダーカットだと重課金勢並みに装備がゴツいステッペンウルフ好き pic.twitter.com/YZ3bdi6zy2
— Enzo (@tvshowmoviefan) January 9, 2022
アクションもダイナミックに進化していて、敵ながら見ていてカッコいい、爽快感ある暴力アクションを見せつけてくれるのが特徴。
武器の「斧」を振るうスピードも劇場版よりも早くなっている上に、斧が壊れても闘志が消えません。
※劇場版のステッペンウルフは、斧が壊れてから酷い怯えっぷりになりましたからね・・・
まあ、スナイダー版では頑丈になったがためにスーパーマンの「容赦のない攻撃」を一身に受けることになったのですが。
ちなみに、劇場版のステッペンウルフは無駄に頑丈すぎるシーンもあります。
スナイダー版では「ダークサイド」が担当していた場面も、劇場版ではステッペンウルフが担当していたので、ダークサイドよりも耐久力がある描写がちらほら
※ダークサイドでさえダメージを負った「アレス」の攻撃を意に介さなかった。それ、バランスおかしい
また、スナイダー版ではスーパーマンにボコボコにやられても、まだ立ち上がって戦おうとする「気迫」を感じられるのもいい!
なんで斧折れただけで戦意喪失するんだよ劇場版・・・
このように、劇場版ではいろいろあっていまいち好きになれなかったキャラでしたが、スナイダー版では一気に好きなキャラになりました。
ド迫力の暴力的な戦い方、表情ある全身の楔帷子、劣勢でも立ち上がる気概。
ただのダークサイドの尖兵ではない、宇宙から来た恐るべき侵略者としての威厳に包まれていて最高!それがスナイダー版のステッペンウルフ!


【ステッペンウルフ】ザック・スナイダーカット版での強さと目的紹介:まとめ
最後に、本記事の内容『【ステッペンウルフ】ザック・スナイダーカット版での強さと目的紹介』をまとめます。
本記事の内容
- 【ステッペンウルフ】ザック・スナイダーカット版での目的を紹介
- ザック・スナイダーカット版のステッペンウルフは「反生命方程式」を発見する
- 【ステッペンウルフ】ザック・スナイダーカット版での強さを紹介
映画、特に「ヒーロー」系のものは、魅力的なヴィランがいてこそ面白くなると考えています。
ステッペンウルフはその点最高ですよ。
劇場版の彼はいまいち好きになれなくても、ぜひ「ザック・スナイダーカット」版の彼を見て見てください。
丁寧に描かれたヴィランはこうもカッコ良くなるのかと感じるでしょう!
ではでは〜