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ターミネーター(1984)の T-800 が怖すぎる理由を解説!

2021年9月19日

 

1作目のターミネーター(1984)を見返したんだけど、あの作品のT-800が怖すぎたわ。ある意味では他のどんなターミネーターよりも怖い

 

あのT-800は確かに怖すぎるな。味方に「強力な戦力」がいないっていうだけじゃない。なんか、色々と不気味で「得体の知れないもの」の恐怖がある!

 

こんにちは、センチネルです。本記事では「ターミネーター(1984)」に登場するT-800がなぜ”異常なほど怖い”のか、管理人視点で解説していきます。

 

ターミネーター(1984)のT-800の怖さは「殺人マシーンだから」では片付かない。演技・演出・編集全部が合わさってあの怖さが成立していると感じます。

 

本記事の内容

  • 1作目のターミネーターが、なぜあれほど怖いのかがわかる

 

近年の作品こそ、他のターミネーターたちの「チート戦闘力」が目立ってきていますが、正直「強さ」は伝わっても「恐怖感」はあまりありませんよね。

 

どんな強敵でも「まあ、T-800がいてくれるしな」で済んでしまうから?いや、1作目のあの恐怖感があるのは「T-800が敵だから」だけではありません。

 

T-1000も恐怖感凄かったけど、なんかT-800とは「根本的な」恐怖感が違うんだよね。無敵で不死身のT-1000と、死にかけても追ってくるT-800。。。恐怖の「内容」が違うわな

 

映画の雰囲気自体がこっちの真理(恐怖)を煽ってくる部分もあると思うよ。T1はホラーでT2はヒーローって感じ

 

 

ターミネーター(1984)の T-800 が怖すぎる理由1・シュワちゃんの不気味な演技

 

1作目に登場するT-800は、近年の作品に登場するものに比べると、ほとんど無表情。

 

近年のものは、人間を学習して人間的な表情を行ったり、たまに「ジョーク」を発揮することもあります。そのため、結構親しみやすいキャラクターになってます。

 

ところが、1作目に登場するT-800はまるで別物。

 

無慈悲な殺人マシーンの部分が「これでもか!」とクローズアップされていて、演じる「アーノルド・シュワルツェネッガー」氏の不気味な演技(褒めている)と相まって、ことごとく感情移入を拒んできます。

 

不気味ポイント紹介

  • 索敵中は目を細めていて、目標を見つけると目を「カッ!」と見開く
  • 完全な無表情。走っていても車に突っ込んでも無表情
  • ダメージを負っても無表情。自分で自分を「手術」しても、無表情
  • 警察署内を無言で見渡し「I'll be back」を無表情で言う

 

とにかく全てにおいて無表情が徹底されています。ダメージを受けても、走っていても、自分自身を手術していても表情は変わりません。

 

そして、標的を見つけた時は目を「カッ!」と見開いて銃を連射してくる。しかもその目は、標的をロックオンして視界から外さず、常に「凝視」する!

 

映画の後半に行くにつれて、T-800の顔が崩れていきます。しかしその状態でも無表情なのが、ことさらに不気味で恐怖を煽る!

 

I'll be back」のシーンは超有名ですが、その直前の無言で「警察署内の構造を見渡すシーン」を含めてのものだと感じます。このシーンで「何を考えて見渡してるんだこいつは?」となったのは管理人だけでは無いはず。

 

痛みなど感じない。相手を抹殺(ターミネート)するまで追い続ける。シュワルツェネッガー氏の演技もあって、T-800に追われる恐怖が半端ないことになってる!

 

1作目では、トレードマークの「黒ずくめの服装」では無いんだよ。非常に雑な服装で、「抹殺のため」に人間社会に溶け込めればなんでもいい。というのが感じ取れる

 

ターミネーター(1984)の T-800 が怖すぎる理由2・T-800のダメージ表現

 

そして、T-800が「ダメージを負っても追い続ける殺人マシン」というのも、非常に気味が悪い。

 

考えてもみてください。人間では到底耐えられない攻撃を受けまくって、顔や腕がえぐれているのに、そんなことはお構いなしに無表情で追ってくるんですよ?

 

蝋人形のように崩れた顔。その内側の金属骨格がむき出しになっていて、それでも痛みやダメージなど感じずに全力で殺しにくる!そんなの見たら普通に「失神」してしまいますよ。

 

さらに、T-800は自分自身を手術(治療)します。腕を自分で切り開き、目を「メス」で抉り取る(本体のレンズの邪魔だったため)

 

ズタボロになりながらも標的抹殺の手は緩めない。倒せそうなのに全く倒せない・・・これほど精神的に堪える追手というのもなかなかいません。

 

1作目の「ターミネーター」はこの微妙な塩梅が実にうまく、「強力な攻撃!うまくいった、、か?え!無理だった!?」の揺さぶりがとても効いてます。

 

T-800だけには追われたくないわ。他のモデルは「修復や再生」するから、途中で逃げるのを「諦め」そうだけど、こいつは違う。倒せそうなのに実際は無理っていうのが絶望感に繋がる!

 

T-1000の恐怖とは全く違うね。倒せそうなのに倒せないのが、実は一番ヤバい!完全無敵な奴は諦めがつく。倒せそうっていう「希望」があるのは、無理だったっていう「絶望」と隣り合わせだからね

 

ターミネーター(1984)の T-800 が怖すぎる理由3・映画全編の暗い演出・BGM

 

まだあります。この1作目ですが、恐らく「意図的」に映画本編の画面を暗く編集していますよね。この画面が「暗い」演出、心理的に「不安感」を煽るのに効果抜群!

 

まあ、当時の技術的なものもあるんでしょうが、無表情・無機質な殺人マシーンが追ってくるという恐怖を上乗せしてきます。

 

また、他の作品ではT-800が味方だったということもあって、比較的「盛り上がるBGM」が多い。が、1作目は違います。

 

ひたすら「焦燥感」を煽ってくるBGMが多い!あと少しで追いつかれる!殺される!という「空気」を音楽でも表現。ラスト付近の「バイク・カーチェイス」や、クライマックスの工場のシーンなどでは、BGM自体が怖い。

 

また、T-800が映っているシーンと連動する形で流れる「ドンドンドンドン・・・」というBGM?が非常に不気味で恐ろしい。画面の暗さや無表情っぷりに拍車をかけています。

 

後の作品ではCGなどによる「進化した映像」が目立っているけど、1作目の時点では今ほど映像は発達していない。昔ながらの「テクニック」を駆使して恐怖の「雰囲気」を作ったんだろう

 

プラス音楽だね。本作では「無敵のヒーロー」なんかいない。だからひたすらスリリングで、追われる恐怖を「煽ってくる」BGMに溢れているよ。まあ、かっこいいBGMも多いけどね

 

ターミネーター(1984)の T-800 が怖すぎる理由4・心強い味方が不在

 

そして、1作目では味方のターミネーターや強化人間がいません。シリーズの他の作品であれば、基本的にはT-800(T-850)が味方にいるので、安心して観れます。

 

のちのシリーズだと、基本的にT-800は姿形が一緒(シュワルツェネッガー)なので、お馴染みの台詞や「ジョーク」で笑えるシーンがあります。

 

しかし、本作にはそれがない!

 

カイル・リースが「未来から来た兵士」だといっても、普通の人間(訓練は受けてる)。警察署員全員を相手にしても「なんら問題ない」T-800と戦うのに絶望的な戦力差があるわけです。

 

カイル・リースは「未来の兵器(プラズマ砲など)」があればT-800とも戦えそうではありますが、本作の舞台は1984年5月12日。。。そんな武器はありませんよね。

 

他の作品でも戦力差がかなりあるとはいえ、基本的に「強力な味方」が主人公サイドについています。(T-800シリーズ・強化人間・マーカスなど)

 

これまで話してきた「恐怖の要素」に加えて、生身の人間だけで「当時最強の殺人マシーン」と戦わなくてはいけない!こんな絶望的な状況は、シリーズの他の作品にはありませんよ。

 

いや、1作目怖すぎる。希望を持たせる要素がほとんどないんだけど。。。多分、リアルにありそうなレベルの「最強マシン」だから、尚更怖いんだろうな

 

以降の作品は、追われながらも「違う目的(スカイネットを壊す)」があったけど、本作は「逃げる!」の1点のみというのもキツい。お!これを達成すれば、未来変わる!というのが無いんだよ

 

ターミネーター(1984)の T-800 が怖すぎる理由 まとめ

 

ターミネーターの新作が公開されるたびに、1作目のT-800の恐ろしさが「逆に」際立ってきますね。

 

管理人は「T4」のT-800もなかなか近い性質を持っていると思っています。1作目のT-800を彷彿とさせる演出は見事でした。壊せそうなのに「全く壊れない恐怖」を再現していましたね。

 

「T2」以降のT-800が、最強の味方だったので、後から1作目を見た人は「特に」衝撃や恐怖を覚えたのではないでしょうか(管理人は「T2」から見たので、尚更恐怖を覚えました)。

 

今後、また違ったベクトルの恐怖を持つ「T-1000」や、味方となった「T-800」の解説もやっていきます。ではでは〜

 

T-800の頭部フィギュア↓

 

下記の二つの記事でターミネーターの全体図はおおよそ理解できます↓

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