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「ノイズキャンセリング」はヘッドホンとイヤホンだとどっちが強い?

 

ノイズキャンセリング機能がついたイヤホンかヘッドホンが欲しいけど、どっちの方がノイズキャンセリング機能強いのかな?やっぱり、サイズがデカい方が強い?

 

こんにちは、センチネルです。本記事の内容は、以下の通り。

本記事の内容

  • ノイズキャンセリングの仕組み
  • ヘッドホンのノイズキャンセリング性能
  • イヤホンのノイズキャンセリング性能
  • ヘッドホンとイヤホンの、それぞれのメリット・デメリット
  • 結局、どっちを選ぶべき?

 

本記事を書いている管理人は、イヤホンヘッドホンヘッドセット中毒者。買ったり売ったりを繰り返しまくってます。

 

結論から言うと、基本的なノイズキャンセリング性能そのものはヘッドホンの方が優れています。しかしイヤホンにも利点があるので、使用シーンや目的に合わせて選ぶのがベストです。

 

近年、周囲の環境に関わらず耳の中はいつも静寂になると言うことで、ノイズキャンセリング機能搭載のヘッドホンやイヤホンが大人気。

※管理人は、ただの耳栓として使うことも多い。

 

しかし、イヤホンとヘッドホンのどちらがノイズキャンセリング性能が強いのかわからず、購入に踏み切れないと言うことはあると思います。

 

そこで本記事では、ノイズキャンセリングの仕組みから始まり、ヘッドホンとイヤホンのノイズキャンセリング性能、それぞれのメリット・デメリット、おすすめモデルなどを詳しく解説していきます。

 

読めば、使用用途に応じて「どっちを選べば良いのか」が分かる。ちなみに管理人は、家の中はヘッドホンで、外ではイヤホンを使っている

 

ノイズキャンセリングの仕組み

 

ノイズキャンセリング技術は、周囲の騒音を効果的に軽減するための方法として広く使われています。

 

この技術は、ヘッドホンやイヤホンの内部に組み込まれたマイクが周囲の騒音を拾い、それに対して逆位相の音を生成して再生することで、周囲の騒音を打ち消すというもの。

 

ヘッドホンとイヤホンの場合、基本的な仕組みは同じですが、ヘッドホンはより大きな口径のドライバーを搭載できるため、より強力なノイズキャンセリング効果が期待できます。

 

具体的なノイズキャンセリングの流れは以下の通り。

  • 1:マイクで周囲の騒音を拾う:ヘッドホンやイヤホンに内蔵されたマイクが周囲の騒音を拾う。
  • 2:周囲の騒音の周波数と波形を分析:マイクが拾った騒音の周波数や波形を分析する。
  • 3:逆位相の音を生成:分析された騒音に対して、逆位相の音が作られる。
  • 4:スピーカーから逆位相の音を再生:生成された逆位相の音がスピーカーから再生される。
  • 5:周囲の騒音と逆位相の音を干渉させ、打ち消す:スピーカーから再生された逆位相の音が、周囲の騒音と干渉して相殺され、静かな環境を作る。

 

このようにして、ノイズキャンセリング技術は周囲の騒音を軽減し、音楽や他の音声コンテンツをよりクリアに聴くことができるようにするわけです。

 

音=波形。ノイズキャンセリングは、波形を「打ち消す波形」を作り出して、周囲の騒音を消している。もちろん、製品によって性能はまちまちだよ

 

ヘッドホンのノイズキャンセリング性能

 

ヘッドホンは、その「耳全体を覆う構造」のおかげで、高い遮音性と安定したノイズキャンセリング性能を実現できます。

 

この「耳全体を覆う構造」により、外部からの音を効果的に遮断し、リスニング環境をクリアにできる。

 

また、大口径ドライバーを搭載できるため、イヤホンよりも性能のいい「深いノイズキャンセリング効果」が期待できます。

 

さらに近年では、「AI技術」を活用した高度なノイズキャンセリング機能を備えたモデルも登場しており、より自然で快適なリスニング環境を提供しています。

 

ヘッドホンのノイズキャンセリング性能には、以下のメリットがあります。

  • 高いノイズキャンセリング性能で、周囲の騒音を効果的に遮断できる:騒がしい環境でも、ノイズキャンセリング機能により静かな音楽や音声を楽しめる。
  • 臨場感あふれる音質で、音楽や映画などをより楽しめる:遮音性が高くて高音質なため、音楽や映画などをより臨場感あふれるものにする。
  • 長時間の装着でも快適な装着感:耳全体を覆う構造は、長時間の装着でも耳への負担を軽減し、快適な使用を可能に。

 

一方、ヘッドホンのノイズキャンセリング性能には以下のデメリットがあります。

  • 持ち運びが不便:大型なため、持ち運びにはバッグやケースが必要であったり、折りたたみ式であってもイヤホンよりもかさばる。
  • 周囲の状況に注意が必要:遮音性が高いため、周囲の状況や危険な状況に気付きにくくなる可能性がある。
  • 比較的高価:高品質なノイズキャンセリング機能を備えたヘッドホンは、イヤホンに比べて価格が高いことが一般的。

 

これらのメリットとデメリットを考慮して、自分に最適なノイズキャンセリングヘッドホンを選ぶことが重要です。

 

ヘッドホンで耳をすっぽり覆って、高性能なノイズキャンセリングをオンにすると、、、日常生活では考えられないほどの静寂がもたらされる

 

大袈裟に言うと「真空の宇宙空間」を体験しているかのようだよ。その中で、好きな音楽などを高音質で聴ける。一度味わったら中毒間違いなし

 

イヤホンのノイズキャンセリング性能

 

イヤホンは、ヘッドホンに比べてコンパクトで持ち運びが便利。これにより、外出先や移動中などの様々なシーンで手軽に使用できます。

 

しかも、近年のイヤホンのノイズキャンセリング機能は、製品によってはヘッドホンに迫る性能を実現しています。ソニーの製品なんかは凄いですよ。

 

また、一部のモデルでは、ノイズキャンセリングと「パッシブノイズキャンセリング」を組み合わせることで、より効果的なノイズキャンセリング効果が期待できます。

※パッシブノイズキャンセリングとは、イヤホン自体の遮音性を上げて「物理的に」音を遮断する方式。カナル型イヤホンなどが良い例。

 

イヤホンのノイズキャンセリング性能の主なメリットは以下の通りです。

  • 外出先でも気軽に利用できる:コンパクトなサイズと軽量性から、外出先や旅行先などで大活躍。コンパクトにも関わらず、外部の騒音を気にせずに音楽や動画コンテンツを楽しめる。
  • 周囲の音を「ある程度」遮断できる:周囲の騒音をある程度遮断できるので、カフェや電車内などの騒がしい環境でも、集中して音楽を楽しむことができる。
  • 比較的安価:ノイズキャンセリング機能を搭載していても、ヘッドホンより安価な価格の製品が多く存在する。

 

一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。

  • ヘッドホンに比べてノイズキャンセリング性能が低い:イヤホンの小型化や搭載部品の特性上、ヘッドホンに比べてノイズキャンセリング性能が低いことが多い。
  • 音質が劣る場合がある:ノイズキャンセリング機能を搭載するために、ノイズキャンセリングなしのモデルよりも音質が悪くなっている場合がある。
  • 長時間の装着だと耳が痛くなる場合がある:イヤホンは耳に直接装着するため、長時間の使用により耳が痛くなることがある。特に、耳に合わないサイズのものを使用している場合、この問題が顕著。

 

これらのメリットとデメリットを十分に考慮し、自分のニーズや使用環境に最適なイヤホンを選択することが重要です。

 

個人的には、外で大活躍すると思っている。大きさが災いするヘッドホンを外で使う気にはなれないけど、イヤホンなら気兼ねなく使用できる

 

もちろん、ほとんどの製品は外で使っていても「大部分の音」を消してくれるよ。安全のために、特定の音だけを消せるように設定できる製品も多い

 

ヘッドホンとイヤホンの、それぞれのメリット・デメリット

 

ヘッドホンとイヤホンのメリット・デメリットを比較表にまとめました。

項目ヘッドホンイヤホン
ノイズキャンセリング性能高いやや低い
音質・音響臨場感あふれるやや劣る場合がある
遮音性高いやや低い
装着感長時間の装着でも快適(イヤーカップによる)長時間の装着だと耳の内側が痛くなる場合がある
持ち運び不便便利
価格比較的高価比較的安価

 

おおよそはこの表の通りだけど、「装着感」だけは個人差がある点に注意。まあ、装着感はイヤーカップイヤーピースで向上させることはできる

 

結局、ヘッドホンとイヤホンはどっちを選ぶべき?

 

管理人は、家ではヘッドホン、外ではイヤホンといった使い分けをしていますが、結局は「個人の使用シーンや目的」に合わせて選ぶのがベストです。

 

以下に、それぞれの使用シーンに合わせた選び方のポイントを詳しく紹介します。

 

静寂な環境で音楽を楽しみたい場合:ヘッドホン優勢

 

静寂な環境で音楽を楽しみたい。高いノイズキャンセリング性能と臨場感あふれる音質を求める。そう言った場合はヘッドホンがおすすめ。

 

ヘッドホンは耳全体を覆う構造のため、高い遮音性と安定したノイズキャンセリング性能を実現できますし、周囲の騒音をしっかりと遮断して静寂な環境を作ってくれます。

 

また、ヘッドホンは大口径ドライバーを搭載できるため、イヤホンよりも深いノイズキャンセリング効果が得られるので、よりリアルな音場や迫力のある音質を楽しむことができます。

 

最近ではAI技術を活用した高度なノイズキャンセリング機能を搭載したモデルも増え、周囲の騒音をより効果的にカットし、自然で快適なリスニング環境を実現している。

 

これらの特徴を活かして、静寂な環境で心地よく音楽を楽しむことができます。

 

以下のがおすすめモデル。

 

まあ、正直言って高額だよね。とはいえ、間違いなくその値段に見合った性能がある。極上の静寂空間を最高レベルの音質を味わえるよ

 

外出先で音楽を楽しみたい場合:イヤホン優勢

 

外出先で音楽を楽しみたい。持ち運びやすさと価格を重視したい。といった用途ならイヤホンがおすすめ。

 

イヤホンはヘッドホンに比べてコンパクトで軽量なため、ポケットやバッグに簡単に収納でき、外出先でも気軽に使用できる。

 

近年は高性能なノイズキャンセリング機能を搭載したイヤホンも増えており、ヘッドホンほどではないにしろ、外部の騒音を遮断して音楽を楽しむことができます。

 

また、一部のモデルでは「ノイズキャンセリングとパッシブノイズキャンセリングを組み合わせた技術」が採用されており、より効果的なノイズキャンセリング効果が期待できます。

 

これらの特徴を活かして、外出先でも快適に音楽を楽しむことができますよ。

 

以下のがおすすめモデル。

 

イヤホンとはいえ、性能過剰で高額なモデルもある。個人的には、Ankerの製品がコスパ最強でマジでおすすめ。ノイキャン初体験にうってつけさ

 

その他の使用用途:用途によって使い分けよう

 

その他の使用用途において、適切なヘッドホンやイヤホンを選ぶ際にはいくつかのポイントがあります。例えば、通話機能をよく使用する場合は「マイク性能」が重要です。

 

※本気でマイク性能を求めるなら「ヘッドセット」を選びましょう。まあ、ノイズキャンセリングはついてませんが。。。

>>ゲーミングヘッドセット「お気に入りベスト5」を紹介【1万円前後】

 

そして、ヘッドホンは一般的にイヤホンよりもマイク性能が優れているため、通話に適したモデルを選ぶことができます。

 

また、メガネを着用している場合は、装着感が快適なモデルを選ぶことが重要です。この点に関しては、イヤホンの方が優勢。

※ヘッドホンだと耳の上からメガネのフレームを挟んで、耳が痛くなることがある。

 

また、運動時に使用する場合は「防水や防滴機能が搭載されているモデル」を選ぶことが重要で、運動時に「装着していることを気にしたくない」場合は、軽量なイヤホンの方が向いています。

 

特にスポーツ向けのイヤホンは、汗や雨などの水分に対して耐性があるため、安心して運動中に使用できます。

※ただ、スポーツジムなどに行けばわかりますが「筋トレ」くらいの運動量であれば、ヘッドホンをしている人も多い。

 

これらのポイントを考慮して、自身の使用用途に最適なヘッドホンやイヤホンを選ぶことで、より快適な音楽体験や通話体験を得られるでしょう。

 

「ノイズキャンセリング」はヘッドホンとイヤホンだとどっちが強い?:まとめ

 

最後に、本記事の内容をまとめます。

本記事の内容

  • ノイズキャンセリングの仕組み
  • ヘッドホンのノイズキャンセリング性能
  • イヤホンのノイズキャンセリング性能
  • ヘッドホンとイヤホンの、それぞれのメリット・デメリット
  • 結局、どっちを選ぶべき?

 

 

最近では、高性能なノイズキャンセリング機能搭載モデルが続々と発売されていますが、ヘッドホンとイヤホンでそれぞれメリット・デメリットがあります。

 

使用シーンや目的に合わせて選んでいきましょう。

 

ではでは、自分に合ったモデルで快適なノイキャン体験を〜!

 

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