こんにちは、センチネルです。本記事では上記の疑問に答えます。
本記事の内容
- BOSEのBluetoothスピーカー「SoundLink micro(サウンドリンク マイクロ)」を徹底レビュー
- 「SoundLink micro」のやや残念なポイントを紹介
- 総合的に、どんな人におすすめかを紹介
本記事を書いている管理人は、この「SoundLink Micro(サウンドリンク マイクロ)」を使い倒すこと半年ほどです。
結論から言うと、本製品の個人的な評価は・・・『5点満点中、4.3点』と言ったところです。
※価格や使用用途を加味した上での評価。
管理人は多くのBluetoothスピーカーを使ってきましたが、BOSEの「SoundLink micro(サウンドリンク マイクロ)」は、その中でも最強クラスのコスパを誇る製品。
購入前から「小型スピーカーの常識を超える優秀なスピーカー」だとは聞いていましたが、正直、ここまで優秀な製品だとは思っていませんでした。
本記事は、SoundLink micro(サウンドリンク マイクロ)の性能に感動した管理人が、その優秀さを余すことなく「できる限りさまざまな角度」からレビューしていくものになります。
本記事でレビューするのは、以下のBluetoothスピーカー。
Amazonだと、タイミングや以下の方法を適用することで、恐ろしく安く買えることがあります。
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本記事でBOSE SoundLink microをレビューする項目を紹介
本記事では、SoundLink microを以下の項目でレビューしていきます。
- 価格・スペック・機能紹介
- 箱・内容物・本体の外見
- 音質はどんな感じか
- 防水性能はどんな感じか
- 持ち運びしやすいか
- バッテリー時間は十分か
- Bluetooth接続は簡単か
- パーティモードの印象
- ステレオモードの印象
- 総合的に、どんな人におすすめか
- 総評
上記のようにかなり細かくレビューしていきますが、逆に言えば「これほど細かく書くに値する製品」ということです。
※そもそもの機能が多いというものありますが。
以下、レビューに続きます。
「SoundLink Flex」の価格・スペック・機能・仕様
SoundLink microの価格は、定価(参考価格)で13,090円。Amazonでもほぼ同価格帯となっています。
スペック、機能、仕様などは以下のようになっています。
本体サイズ(幅×高さ×奥行)mm | 98×98×35 mm |
---|---|
本体重量 | 290g |
ステレオ・モノラル | モノラルタイプ |
スピーカーユニット | 1 full range、2 passsive radiators |
入力プラグ/入力端子 | Micro-B USB端子 |
防水機能 | 防水 |
Bluetooth | Bluetooth対応 |
Bluetoothクラス | Ver.4.2 |
Bluetooth対応プロファイル | HSP、HFP、A2DP、AVRCP |
Bluetooth対応コーデック | SBC、AAC |
ハンズフリー通話 | ハンズフリー通話対応 |
Wi-Fi | Wi-Fi非対応 |
複数台接続 | ステレオモード、パーティモード |
再生時間 | 6時間 |
充電時間 | 4時間 |
充電端子 | microUSB |
オートスタンバイ | オートスタンバイ対応 |
通信距離 | 10 m |
付属品 | 充電用USBケーブル |
仕様1 | 防水防滴仕様:IP67 |
仕様2 | メモリ:直近8機器を記憶 |
Bluetoothは「4.2」となっていますが、以下の動画のように激しいアクションを再生しても遅延は一切感じられません。FPSゲームもできるレベルの優秀さです。
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一番遅延が発生するであろう「ステレオモード」を使っていても、この遅延の無さ。遅延に関しての心配は皆無と言えます。
箱・内容物・本体の外見
SoundLink Microの箱はこんな感じです。
内容物。充電ケーブルは「Micro-B USB端子」となっています。
上から見ると、左から「電源/microUSB接続端子/Bluetooth接続ボタン」が並んでいます。microUSB接続端子の下には、充電レベルがわかるインジケーターがあります。
左から「音量ダウン/一時停止・再生/音量アップ」の順番にボタンが並んでいます。
MacBook Air13インチと、大きい後輩である「SoundLink flex」と大きさ比較。
背面。
背面には頑丈なストラップがあって、さまざまなところに引っ掛けられるようになっています。
以下、ストラップの引っ掛け例です。
BOSE公式でも、ストラップの万能性をアピールしています。
「SoundLink micro」の音質はどんな感じか
イコライザーアプリなどで音質は伸ばせますが、あくまでもここでは「フラット(無加工)」状態でのレビューになります。
※「SoundLink」のアプリはイコライザー調整機能がないので、イコライザーの調整は個々でやるしかありません。
そして「1万円前半のBluetoothスピーカー」と考えた場合の、フラットな状態でのSoundLink microの音質は・・・素晴らしいの一言。
ほとんどの人が、第一声で「え!いい音!」と言ってしまうレベルだと感じています。
高音・中音・低音のいずれも文句なし。低音は結構目立ちますが、こんなにコンパクトなのにも関わらず高音や中音の邪魔をしません。
※普通、このサイズのスピーカーは音がグッちゃに混じり合ってしまうのですが。。。
このサイズにしては価格がやや高額なので、その高額な部分を音響面に費やしているのでしょう。
そして低音が悪目立ちしないことで、中音・高音も生き生きしていて、細かい甲高い音やボーカルの息遣いなどもしっかりと聞き分けられます。
「SoundLink micro」は十分な低音を持ちつつも、高音と中音を潰さない。おかげで非常に聴きやすいですし、どんな音源でも楽しく聴ける音作りを達成しています。
BOSEの製品とはいえ、1万円前半という価格でこれだけの音を楽しめるなんて想像していませんでした。いや、本当に恐れ入りました。
以下の動画で、競合製品と音質を比べています。管理人はこの動画で購入判断をしました(サイズが近いだけで、価格帯はややばらけていますが)。
「SoundLink micro」の防水防滴性能はどんな感じか
SoundLink Microの防水防滴仕様は「IP67」となっており、この性能は、一般的に日常生活での水しぶきや短時間の水中使用に対して十分な保護能力があります。
ちなみに「IP67」のうち、最初の数字(防塵性能)は、固体物(ほこりや粒子など)の侵入をどれだけ防ぐかを示したもので、具体的には以下のようになります。
- 0: 保護なし(固体物の保護なし)
- 1: 直径50mm以上の大きな物体から保護
- 2: 直径12.5mm以上の中程度の物体から保護
- 3: 直径2.5mm以上の小さな物体や工具から保護
- 4: 直径1mm以上の非常に小さな物体から保護
- 5: ほこりが完全に侵入しないよう保護
- 6: 完全なほこりの侵入を防ぐ
そして「IP67」のうち、2番目の数字(防水性能)は、液体の侵入をどれだけ防ぐかを示示したもので、具体的には以下のようになります。
- 0: 保護なし(液体の保護なし)
- 1: 垂直滴からの保護(垂直に落下した水滴から保護)
- 2: 傾斜した方向からの垂直滴からの保護
- 3: 60度の傾斜からの噴流から保護
- 4: 360度の噴流からの保護
- 5: ノズルからの低圧噴流からの保護
- 6: 強力な噴流からの保護
- 7: 一時的な水没からの保護(最大深さ1メートル、最大30分)
- 8: 水没からの保護(指定された条件下で長時間水中に沈めても影響なし)
したがって、防水防滴仕様が「IP67」の場合、以下の性能を持つということになります。
防塵性能:完全なほこりの侵入を防ぐ。
防水性能:一時的な水没からの保護で、最大深さ1メートルの水中で最大30分間使用しても影響はない。
なので、基本的にはよほど激しく扱わない限り「お風呂・プールサイド・海辺・川辺」と言った環境で使用しても平気です。いつもお風呂に持ち込む人も多いですよ。
ただし、深い水中での長時間の使用や、水中での水圧が大きくかかる状況では保護が保証されないので、そこは注意して扱いましょう。
「SoundLink flex」を用いて、BOSE公式動画で防水防滴性能を紹介しています。防塵防水性能はSoundLink microと同じなので、参考になるかと。
「SoundLink micro」は持ち運びしやすいか
SoundLink microの大きさ、重さは以下のようになります。
- 本体サイズ(幅×高さ×奥行):98×98×35 mm
- 本体重量:290g
これは「りんご1個」とほぼ同じくらいの大きさ、重量で、手に持ったときに微かに重さを感じくるくらいです。まあ、あの低音を出すのに必要な重さって感じですね。
※重量があるほど、豊かな低音を出すことができる。
りんご1個ほどの重量・・・持ってて苦労しますか?
管理人は全く苦労しないので、どこででも持ち運んでいます。ほとんどの場合、バッグの中に入れていても重く感じないはずです。
また、引っ掛け場所(ストラップ)もあるので、例えば移動中は「手に持つ」必要はありません。バッグ等に引っ掛けておけばいいので。
移動中はバッグなどに引っ掛けておけば、実質的に「外に出した状態」となるので、そのまま音楽を鳴らし続けることだってできます。
一応、以下のような持ち運びケースも販売されているので、持ち運び用に確認しておくといいかもしれません。
「SoundLink micro」のバッテリー時間は十分か
「SoundLink micro」のバッテリーへの充電時間、バッテリーの持続時間(再生時間)は以下の通り。
- 再生時間:6時間
- 充電時間:4時間
これに関しては、近年の競合他社の製品と比べると「やや物足りない」と言った印象を受けます。まあ、あの高音質を実現するために結構パワーがいるのでしょうね。
ちなみに、長時間再生が得意とされている「Anker」や「JBL」のスピーカーは、このクラスのモデルでも連続使用時間は「10〜15時間が最大」となっているものが殆ど。
※これよりも下のクラスだと、再生時間30時間オーバーという化け物が出てきます。
そのため、音質を求めて「SoundLink micro」を選ぶのは正解ですが、長時間のバッテリー駆動時間を求めるなら「不正解」だと感じます。
おすすめの競合他社を以下でまとめました。
ちなみに、例えばキャンプなどで「音量大きめ」で流しっぱなしにする場合、早めにバッテリー切れになる可能性があります。
※音量大きめだと、電池の減りが早くなるので。
そういった場合に備えて「ポータブル電源」を用意しておくのもいいでしょう。こういった電源があれば、キャンプの楽しさがさらに化けますよ。
「SoundLink micro」のBluetooth接続は簡単か
「SoundLink micro」のBluetooth接続はとても簡単です。普通に、スマホやパソコンにBluetoothスピーカーとして接続するだけでOK。
Bluetoothのバージョンは「4.2」となっていますが、激しいアクション映画などを見ても遅延は一切感じられません。なんなら「音ゲー」も余裕でできますよ。
※後述する「パーティモード」や「ステレオモード」で接続しても、遅延はほぼなし。
以下の動画のように簡単に接続できますよ。※BOSE公式動画。英語なので字幕推奨です。
スマホやタブレットの場合は、上記の動画のように「アプリ」があるので、それをダウンロードすることで動画と同じようにBluetooth接続することができます。
パソコンなどに接続する場合はアプリなどはないので、一般的なBluetooth機器と同じように接続していきましょう。
※アプリをダウンロードする手間がないので、パソコンの方がさらに簡単に接続できる。
「SoundLink micro」のパーティモードの印象
この「SoundLink micro」は、2台のSoundLinkシリーズの製品(SoundLink micro同士でなくてもいい)を接続することで、「パーティモード」で音を再生することができます。
パーティーモードは2台の「SoundLinkシリーズの製品」をリンクし、その両方で「同じ音源を再生する」機能。
このパーティモードを使えば、例えば部屋の左右にSoundLinkシリーズの製品を置くことで、1台の時よりもはるかに広い音場で音を聴くことができるわけです。
管理人はこの機能を「SoundLink Micro」と「SoundLink Flex」の2台をリンクさせて頻繁に使いますが、、、ものすごいですよ。これ。
明らかに、1台の時とはレベルの違う音場が形成されます。しかも不思議なことに、スピーカーの「すべての音」が数段レベルアップするんです。ちょっと感動しますよ。これ。
※高音・中音・低音の全てがランクアップする!どうなってるんだこの技術。。。
しかもこの機能は、同じ「SoundLink micro」同士でなくても、SoundLinkシリーズであれば「違う製品」でも使えます。
※実際、管理人は「SoundLink Flex」と「SoundLink Micro」を接続している。
パーティモードを使用するための2台の接続方法も、以下の動画のように簡単。慣れればサッと接続することができます。
ただし、上記の動画の説明は「スマホ」や「タブレット」のみででできるものです。
パソコンに接続した状態でも「パーティモード」で2台をリンクすることはできますが、パソコン版の接続はちょっと面倒なので、詳しく別記事を用意しました。
>>「BOSE SoundLink」シリーズのPC版の「モード切り替え方法」を紹介
「SoundLink micro」のステレオモードの印象
「SoundLink micro」は、SoundLinkの他のシリーズの製品とリンクすることで「パーティモード」にできますが、パーティーモードはあくまで「モノラル音声」となります。
※接続した機器同士で「全く同じ音を流す」のが、モノラルモード。
先に紹介した動画内(1:00〜)にもありますが、「SoundLink(micro)」はパーティモード(モノラル)を、ステレオモード(2.0ch)に切り替えることもできます。
>>オーディオにおける「ch(チャンネル)」を解説!【初心者でも理解】
ステレオモードに切り替えることで、リンクした「SoundLink(micro)」は「2台で1台」になり、音の移動や分離を楽しめるようになります。
この「ステレオモード」にして、部屋の両端にスピーカーを置いた状態で音楽を聴くと、「音が自分の周囲を飛び交う」ようになるのですが、これがまた凄い!
右から左へ、左から右へと音が移動しまくるんです。こんなのを経験すると、もう普通のスピーカーには戻れなくなるでしょう。
※パーティモードと同じく、音質もレベルアップした状態なのでなおさら病みつきになる!
控えめに言って、ステレオモードはパーティモードよりもさらに感動もの。冗談抜きで「ホームシアター」に近い音響だと感じますよ。
以下の動画のように激しいアクションを「ステレオモード接続」で再生しても遅延は一切感じられません。FPSゲームもできるレベルの優秀さです。
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一番遅延が発生するであろう「ステレオモード」を使っていても、この遅延の無さ。遅延に関しての心配は皆無と言えます。
とは言え「パーティモード」と同じく、ステレオモードのパソコン版の設定はちょっと面倒なので、以下の別記事を用意しました。
>>「BOSE SoundLink」シリーズのPC版の「モード切り替え方法」を紹介
「SoundLink micro」のやや残念なポイント
基本的には褒めまくりの「SoundLink Micro」ですが、残念ポイントが全くないわけではありません。
ここ数ヶ月使い倒してきて、やや残念だなと思ったポイントは以下の5つ。
- パソコン版のパーティモードとステレオモードの接続方法が面倒。
- ステレオはともかく、パーティモードも2台までしか接続できない。
- 公式アプリにはイコライザー設定がない。
- 接続端子が「Micro-B USB端子」なので、やや使い勝手が悪い
- 連続使用時間が、最大6時間とやや短い
「1」に関しては、操作方法が若干面倒なので別記事を用意します。
「2」に関しては、SoundLinkシリーズの製品を多く持っている人には残念ポイントでしょう。JBLの製品などは「100台接続」とかできるので、2台までの接続はそれと比べると見劣りします。
「3」に関しては、今の時代には「ちょっと遅れている」と言わざるを得ません。今時、格安中華メーカーでもアプリにイコライザー設定くらいついてますよ。。。
※アプリに頼らず、大元でイコライザー設定をすれば済む話ではありますが。
「4」と「5」に関しては、競合他社に比べるとかなり弱い部分といえます。ここが気になって仕方がない場合は、SoundLink micro以外の製品を選んだ方がいいですよ。
こんな感じで、いかに「SoundLink micro」といえど、気になる人には気になる部分があるということは伝えておきます。
総合的に、「SoundLink micro」はどんな人におすすめか
総合的に、「SoundLink micro」は以下の条件に当てはまる人におすすめできます。
- 1万円前半で2〜3万円レベルの音質のBluetoothスピーカーを探している人
- とりわけ、豊かな重低音を持つBluetoothスピーカーを探している人
- おしゃれで格好いいBluetoothスピーカーを探している人
- 小さくて可愛いBluetoothスピーカーを探している人
- りんご・手のひらサイズのBluetoothスピーカーを探している人
- 「お風呂・プールサイド・海辺・川辺」と言った環境でも、余裕で使えるBluetoothスピーカーを探している人
- 落としても平気な、頑丈なBluetoothスピーカーを探している人
- 複数台で楽しめる「拡張性の高いBluetoothスピーカー」を探している人
これらの条件のどれかに当てはまれば、「SoundLink micro」は間違いなく期待に応えてくれます。
逆に、以下の条件に当てはまる人にはそこまでおおすすめしません。
- とにかく安いBluetoothスピーカーを探している人
- Bluetoothスピーカーに高音質は求めていない人
- 連続使用時間の長いBluetoothスピーカーを探している人
- 何十・何百万円級のスピーカー並みの音質を、Bluetoothスピーカーに求めている人
- 専用アプリを使うのが嫌い・面倒だと感じる人
- 専用アプリでイコライザーを弄りたいと考えている人
- パーティモードでは2台以上接続したいと考えている人
- パーティモードもステレオモードも、別に必要ないと考えている人
- 接続端子が「type-C」じゃないとイライラする人
これらの条件に多く当てはまるのであれば、「SoundLink micro」では恐らく期待に応えるのは難しいでしょう。
BOSE SoundLink Flex 徹底レビュー!【音質良すぎ・アウトドア性能完璧】:まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
本記事の内容
- BOSEのBluetoothスピーカー「SoundLink micro(サウンドリンク マイクロ)」を徹底レビュー
- 「SoundLink micro」のやや残念なポイントを紹介
- 総合的に、どんな人におすすめかを紹介
以上、BOSEの「SoundLink Micro」の徹底レビューでした。結論から言うと、本製品の個人的な評価は・・・『5点満点中、4.3点』と言ったところです。
※価格や使用用途を加味した上での評価。
本記事が何らかの参考にでもなれば、管理人としてはこれほど嬉しいことはありません。
ではでは、楽しい「SoundLink micro」ライフを〜!
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