" />

ホームシアター総合

ドルビーデジタルとは?わかりにくい用語を解説!【初心者向け】

 

市販されているDVDやBlu-ray diskの裏面に「Dolby Digital(ドルビーデジタル)」とか書かれていることが多いけど、あれはいったいなんなんだ?

 

こんにちは、センチネルです。本記事では上記の疑問に答えます。

本記事の内容

  • ドルビーデジタルがあることによるメリットがわかる
  • ドルビーデジタルの派生形がわかる
  • ドルビーデジタルとDTSの違いがわかる

 

ホームシアターにおける「ドルビーデジタル」は、家庭用・映画館問わず「映画館のサウンド」を再現(実現)する音声技術です。

>>【超簡単】ホームシアターの作り方、必要なものを全て紹介【お手頃】

 

実際には他の音声フォーマットもありますが、(ホームシアターで楽しむ分には)ドルビーデジタルと大きくは変わりません。

 

ドルビーデジタルは現在「DVDBlu-ray」の標準規格の音声フォーマットとして採用されていて、市販の「映画やドラマ」のパッケージの裏面には必ず「ドルビーデジタル」の表記があるくらい「普及」しています。

 

ドルビーデジタルを使っていない市販のDVDはほとんど存在しないと言っていい

 

ドルビーデジタルがそれぐらい普及してるのは、ちゃんとした理由がある

 

ドルビーデジタルで収録する理由

 

ドルビーデジタルは「ホームシアター」において、とても重要な役割を持っています。

 

ホームシアターの楽しみ方に、5.1chなど「視聴者の周り」をスピーカーで囲い、その囲った空間を音響が飛び交う「サラウンドサウンド」という楽しみ方があります。

>ホームシアターの「ch(チャンネル)」を解説!【初心者でも理解】

>ホームシアターの「サラウンド」の意味を分かりやすく解説!【初心者向け】

 

そのサラウンドサウンドを楽しむためには、「収録時の音声」をサラウンドサウンドとして「加工・収録できる技術」が必要になります。

 

そのサラウンドサウンドに加工・収録する技術が「ドルビーデジタル」と言うわけです。

 

ドルビーデジタルがあるから、管理人もホームシアターの「サラウンドサウンド」を楽しめている。DVDやBlu-rayに音声を収録するにも必要な技術なんだね

 

そう。普通にDVDを再生させるだけでもドルビーデジタルの技術は必要。アメリカでは「HDテレビ放送」もドルビーデジタルで行ってる

 

ドルビーデジタルの派生形:進化形

 

映画やホームシアターの「音響の進化」とともに、ドルビーデジタルの技術も進化してきました。

※厳密に言えば「逆」で、ドルビーデジタルなどが進化してきたから、映画音響も進化してきた

 

ドルビーデジタルのバリエーションは以下の通り。

  • ドルビーデジタル:DVDをはじめとしたメディアに採用されている「DVD・Blu-ray(5.1chまで対応)」
  • ドルビープロロジックⅡ:2.0chステレオをサラウンドサウンドに変換する「DVD(5.1chまで対応)」
  • ドルビーデジタルプラス:ドルビーデジタルの強化版。「Blu-ray・VODサービス」
  • ドルビーTRUEHD:ドルビーデジタルの超点。「Blu-ray(7.1chに対応。原音そのままの再生ができる)」
  • ドルビーアトモス:ドルビーデジタルの新時代。「UHD Blu-rayBlu-ray・VODサービス(高さを再現可能になり、スピーカーの数に制限なし)」

 

上記の表は「下に書かれているものほど高音質」なります。

 

ドルビーデジタルでは「平面上」での5.1ch再生が限界だったのですが、最新の「ドルビーアトモス」では、スピーカーの数に制限がなくなり、上下の音響も表現できるようになりました。

 

ドルビーアトモスは「無制限にサウンドが飛び交う」空間を実現している

 

こうしてみると、映像の進化も凄いけど、音響の進化も凄いことになってるのが分かるね

 

映像はぱっと見で「進化」が分かるけど、音響は「機材がないと伝わりにくい」のがもったいない。しかしドルビーアトモスのスペックは半端ない

 

VODでのドルビーアトモス体験は下記記事参照。

>U-NEXTの「ドルビーアトモス」対応作品を再生!【VODも凄い】

 

ドルビーデジタル以外の音声フォーマット

 

現在はBlu-rayや「UHD  Blu-ray」が光学ディスクのメインになっていて、主にドルビーデジタル系と「DTS系」の二つの音声フォーマットがディスクに収録されています。

 

この「DTS系」の音声フォーマットですが、基本的にはドルビーデジタルと内容は一緒。

 

DTSはドルビーデジタルほどの普及率ではないものの、「DVD」ではドルビーデジタルよりも音質がいいと評判でした

 

現在ではDTSの最高峰である「DTS:X」と「ドルビーアトモス」の音質差は無くなって、消費者からしたらどっちのフォーマットで収録されていようと「最高のサウンド」を楽しめる状態になっています。

 

最高のサウンドを楽しめるんだったら、どちらのフォーマットで収録されていようと問題ない。ドルビーアトモスも「DTS:X」も上下方向の音響を楽しめるのは同じ

 

昔「リニアPCM」ってのも普及してた。あれは他の二つに比べて「加工しないクリアな音声」が売りだったけど、ドルビーとDTSの競争の前に消えていったね。。。

 

ドルビーデジタルとは?わかりにくい用語を解説!【初心者向け】 まとめ。

 

最後に、「ドルビーデジタル」に関する本記事の内容をまとめます。

 

本記事の内容まとめ

  • ドルビーデジタルで収録する理由
  • ドルビーデジタルの派生形:進化形
  • ドルビー以外の音声フォーマット

 

ドルビーデジタルなどの、ホームシアターを構成する要素を一つ知るだけで「作品を観る角度」が変わってきますし、それによって作品の楽しみ方が変わります。

 

今後もドルビーにはどんどん新技術を開発していってもらいたいですね!

 

以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。

【超簡単】ホームシアターの作り方、必要なものを全て紹介【お手頃】

ホームシアター欲しいんだけど、何から手をつけたらいいのかわからない。簡単に作る方法を教えてほしい!←こういった疑問に答えつつ、安く、簡単にホームシアターを構築する方法をシェアします

続きを見る

 

ではでは〜

 

-ホームシアター総合