


こんにちは、センチネル(@senntineru20001)です。本記事では近年登場したサラウンド音声技術「ドルビーサラウンド」の素晴らしさを解説していきます。
本記事を書いている管理人は、ホームシアター歴6年ほど。今までにいろんなホームシアターシステムを試してきました
近年ホームシアターの多くの製品が採用している「ドルビーアトモス」とは異なるサラウンド技術、ドルビーサラウンド。
ドルビーサラウンドの何がすごいって、ドルビーアトモス音声作品でなくともドルビーアトモスに匹敵する音響を作り上げてしまうところ。
さっそく、そんなドルビーサラウンドの魅力を紹介します。

ドルビーアトモスの凄さはこちらで紹介。
「ドルビーサラウンド」を実感するには下記のような「ドルビーアトモス」対応のアンプと、ドルビーアトモス再生環境が必要になります。

>>ドルビーアトモス対応おすすめ「AVアンプ」3つ紹介【コスパ重視】
ホームシアター構築に必要なものはこちら!
〜本記事の目次〜
「ドルビーサラウンド」は、この20年で最高のアップミックス技術
ドルビーサラウンドは「アップミックス」という技術を使っていて、通常のサウンドを非常にリアルで「立体的なサラウンド」に変換してくれます。
超大雑把に言えば「5.1ch」を「ドルビーアトモス」のような「3次元サラウンド」に変換してくれると言うもの。
これが凄いもので、「ドルビーアトモスに対応したホームシアター(5.1.2chなど)」を持っていれば、たとえ収録音声が5.1chの作品でも、ボタンひとつで「ドルビーアトモス」風に聞こえるように「アップミックス」してくれます。
もちろんホームシアターそのものがドルビーアトモスに対応していないと、ドルビーサラウンドの機能は使えません。
つまり、少なくとも5.1.2chのシステムがあり、アンプ自体もドルビーサラウンドに対応した機能がないと、この機能は使えない
それさえクリアできていれば、今まで平面的に聞こえていたステレオや5.1chが「完璧に」立体的に聞こえるようになる。それがドルビーサラウンド。
過去にも似たような「アップミックス技術」はありましたが、このドルビーサラウンドは過去のものとはレベルが違います。
開発したドルビー社は、このドルビーサラウンドのことを「この20年で最高のアップミックス技術」と絶賛。事実、その絶賛も納得の出来


ドルビーデジタル・サラウンド・5.1chに関する記事はこちら↓
過去にもあったドルビーサラウンドとは違う
過去にも「ドルビーサラウンド」という技術はありましたが、この技術は本記事で紹介しているものとは「まるで」違います。
過去のものは「音声を収録する方式」のことをドルビーサラウンドと呼んでいて、本記事紹介のドルビーサラウンドは音声を「全く違った聞こえ方」にアップミックスするもの。
過去のものは「収録方式」で、本記事のものは「変換・拡張方式」といった感じで覚えて貰えばOK。要は全然違うんです。
ドルビーサラウンドって?「アトモス」との違いを解説
ドルビーアトモスとドルビーサラウンドの違いですが、それぞれの特徴を簡単にまとめます。
- 完全な3次元サラウンド(立体音響)
- 音の位置(定位)が完璧
- ドルビーアトモスで収録されてる作品でないと、三次元サラウンドで再生されない
- ドルビーアトモスの環境で5.1chなどを再生しても、アトモスにならず、5.1chのまま再生される
とにかく音が「製作者の意図した場所」から再生される。アトモス対応環境でアトモス作品を視聴すると「別次元」の没入感。
が、5.1chなどをアトモス対応環境で再生しても、そのまんま5.1chで再生されてしまいます。
次に、ドルビーサラウンドの特徴をまとめます。
- 広がりのある立体音響
- 2.0ch・5.1ch・7.1chなども「すべて」アトモス風の立体音響に変換する
- 意外と音の「定位」もしっかりしている
- アトモス対応環境がないと、ドルビーサラウンドを再生できない
アトモスにも迫る立体音響。アトモス特有の「上方向」の音響も再現でき、「2.0ch」のステレオでさえ「アトモス」のような立体音響にする。
前提として、アトモスを再生できる環境がないとドルビーサラウンドを楽しめません。

ドルビーサラウンドは「ドルビーアトモス」に対応した環境が必要↓
>ホームシアター費用を全て公開!必要な機材リスト付き【初心者向け】
ドルビーサラウンドは「アトモス」とは違い「ステレオ」を「立体音響」にしてくれる!


ドルビーサラウンドは、どうしても「5.1chをアトモス風にしてくれる」という部分が強調されがちですが、管理人としては「2.0chのステレオ」をアトモス風にしてくれる機能の方が驚きました。
わかりますか?この機能の凄まじさが。
「ステレオ」で収録されたものを「すべて」アトモス風の立体音響にしてしまう。ということは、下記の全ての音声が「立体音響」にできてしまうということになるんです。
- YouTube(基本すべてステレオ収録)
- VOD(ストリーミングサービス)
- 地上波のテレビ方法
- CD
- その他様々なステレオ音声
これほど多くの音声が「ドルビーサラウンド」によって「ドルビーアトモス」風の立体音響に切り替わります。ほぼ全ての音声と言っても過言ではないですよね。
とは言え、流石に元が「ステレオ」音声なので、5.1chをアップミックスした時ほどの「重低音」を得ることはできません。
しかし、音の定位感・上方向の音などは「本家アトモス」に迫る部分すらあります。


ドルビーサラウンドって?「アトモス」とは違う立体音響を解説! まとめ
いかがでしたか?ドルビーサラウンド凄いですよね。
5.1chをドルビーアトモス風にしてくれるのはまだわかりますが、ステレオですら「アトモス風の立体音響」にしてくれる。こんな贅沢な時代が来るなんて予想してませんでした。
ちなみにですが、当然5.1chにドルビーサラウンドをかけた方が「迫力」があります。ダイナミックレンジ(音量差)や重低音の成分など、ステレオにはない部分がたくさんあるので。
とはいえ、アトモス風の「立体音響」を再現する機能の部分では、ステレオのアップミックスも負けていません。
どころか、ステレオの方が5.1chのアップミックスよりも「アトモス風の音響になる場面」だってかなりあります。
- 5.1chのアップミックスは「近所迷惑レベルの迫力」とアトモス風の立体音響
- ステレオのアップミックスは「優しい音質」とアトモス風の立体音響
こう覚えてもらえれば、豊かで幸せな「ドルビーサラウンド体験」ができますよ。
「ドルビーサラウンド」を実感するには下記のような「ドルビーアトモス」対応のアンプと、ドルビーアトモス再生環境が必要になります。


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