こんにちは、センチネルです。
本記事では、プロジェクターの「BenQ TH671ST」をレビューしていきます。
本記事の内容
- プロジェクター「BenQ TH671ST」をレビュー
本記事を書いている管理人は、「BenQ TH671ST」をホームシター用に使って3年が経過。このプロジェクターの良い面も悪い面もほぼすべて理解しています
この「センチネルのブログ」のいろんな記事で、「ホームシアターらしい大画面をゲットするなら、テレビよりもプロジェクターがおすすめ」と言ってきました。
その考えの「基準」となっているプロジェクターが、本記事で扱う「BenQ TH671ST」です。
そんなわけで、使用歴の長い管理人の視点で、そのプロジェクターの「特徴・メリット・デメリット」などを今更ながらレビューしていきます。
プロジェクターはこうやって選びましょう!
>>ホームシアターで使う「プロジェクター」の選び方を初心者向けに紹介
プロジェクター「BenQ TH671ST」の特徴・スペック
「BenQ TH671ST」の各スペックは以下の通り。
出典:「BenQ TH671ST」公式サイト
スペックだけ書かれても参考にならないと思うので、この手のプロジェクターで最も「重要視される」以下のポイントを紹介
- 解像度
- 明るさ
- スピーカーの音質
- 接続可能な端子
- 動作音
- 暑さ
これらは、どれもプロジェクター選びで重要になるものです。
逆にいうと、普通にプロジェクターを選ぶ分には、これら以外は特に気にしなくてもいいですよ。
解像度
「BenQ TH671ST」の解像度は「1080p(1980×1080)」のフルHDです。
このプロジェクターはテレビ顔負けに「キレイに」映像を映してくれますが、「4k画質」には対応していません。
4k画質に対応していないとは言っても、適正距離から「プロジェクタースクリーン」などに投影すれば十分キレイ
ちなみに管理人は、現在は以下のプロジェクタースクリーンを使っています。どんなプロジェクターでも、このスクリーンに投影すると想像を絶する美しさの映像を映せますよ。
※本スクリーンは、販売公式サイトのセール等で「10〜12%ほど割引されていることがある」ので要チェックですよ。
>>「VIVIDSTORM SINCE2004」長焦点プロジェクタースクリーンをレビュー!「まさに最高のスクリーン」
上記のようなスクリーンに投影すれば、「フルHD」のテレビと見劣りしません。
※流石に4k画質のテレビには若干負けます
そもそも「100インチの画面」の前では、4kでもフルHDでも「些細な差」にしか写りませんし、圧倒的大画面による没入感はどっちであろうと大差ありません。
管理人の感覚では、プロジェクターなら100〜120インチくらいなら、本製品と同じく「フルHD」のスペックがあれば十分です。
※プロジェクタースクリーンの「売れ筋のトップ5」を以下でまとめました。
>>「自立式プロジェクタースクリーン」売れ筋トップ5を紹介【アウトドアにも】
>>「吊り下げ式」プロジェクタースクリーンの売れ筋「トップ5」を紹介
明るさ
「BenQ TH671ST」の輝度は、3000ANSI(アンシ)ルーメンです。
多くの家庭用プロジェクターが200〜2000ANSIルーメンなので、3000にもなる「BenQ TH671ST」の輝度は、相当明るいということがわかります。
ちなみに、近年のプロジェクターの明るさは「ANSIルーメン」が基準。
※安物中華プロジェクターで「10000ルーメン」などで記載されているものが大量にありますが、「ANSIルーメン」でないので、数字が大きくても全く当てにならない
3000「ANSIルーメン」もあると、以下の画像のように光がダダ漏れしている部屋でも、かなり映像が見えます。
この画像は「真っ昼間」に撮りました。これが3000ANSIルーメンの実力です。明るさの参考にしてください。
この部屋では、以下のような「遮光カーテン」を使っていませんが、遮光カーテンを使えばこの章の「ゴジラの画像」レベルの画質になります!
遮光カーテンを使うことの「圧倒的メリット」は以下で解説中。
>>【プロジェクター】明るい部屋で快適に見る方法【遮光カーテン最強】
スピーカーの音質
「BenQ TH671ST」は、本体にスピーカーを備えています。
そして、このスピーカーは「イコライザー設定」も可能で、最初からいくつかのイコライザーも登録されていて、これがなかなか便利!
とはいえ、このスピーカーの音質は「過剰な期待をしなければ聴ける」と言ったレベルのもの。
音質的には、質の良いノートパソコンといい勝負
なので、映画的な迫力は期待できませんが、人の声は相当聞きやすいです。
ただ、映画などの「重低音」は全く再生できないので、迫力を求めるのであれば別途で「スピーカー」を用意しましょう。
プロジェクターの「外部スピーカー」には、ホームシアターやサウンドバーと言った選択肢があります。
>>サウンドバーとホームシアターはどちらがおすすめ?【3項目で比較】
※管理人は以下の「ホームシアター」で映画を見ているので、本製品の内部スピーカーはあまり使っていません。
>>ホームシアター費用を全て公開!必要な機材リスト付き【初心者向け】
接続可能な端子
「BenQ TH671ST」は、以下の端子との接続が可能。
出典:公式サイト
普通に使う分には、なんの不足もない端子が揃っていますね。
稼働時の動作音
「BenQ TH671ST」は、稼働時に若干「ファンの音」がします。
「アクション映画」などを再生していれば気になる音ではありませんが、静かなシーンでは若干「耳障り」と感じることも。
体感的には、ファンの音は家庭用ゲーム機の「ダウンロード中の音」よりも小さいといったところ
稼働時の本体の暑さ
「BenQ TH671ST」は、稼働時に発熱します。体感「2〜3度」ほど、室温が上昇します。
なので夏場はクーラーが必須。逆に冬場では、暖房の温度を下げても結構なんとかなりますよ。
「BenQ TH671ST」の1番の売りとなるポイントを紹介
「BenQ TH671ST」が最も売りとしているポイントは、「1.5mの距離で100インチの画面を投影できる」というものですね。
※そのため、短焦点プロジェクターとも呼ばれている
その短焦点機能のおかげで、管理人は8畳の部屋の中で「160インチ」の投影をおこなっていた事もあります
一部を除く従来のプロジェクターでは、1.5mの距離で100インチの投影はできませんでしたが、本製品はそれを可能にしています。
狭い部屋でも圧倒的大画面を作れるのは、この製品の大きな魅力ですよ。
本記事で「スペックや使い勝手」を紹介してきましたが、結局は「狭い部屋でも大画面を作れる!」と言うのが1番の売りになっています。
「BenQ TH671ST」のデメリットを紹介
「BenQ TH671ST」は、左右からの「ナナメ補正」ができないのが最大のデメリットと言えるでしょう。
そのため、必ずスクリーンと「真正面」に配置する必要がある
投影する「延長線上・直線上」にプロジェクターを置く必要がある=途中にある「物」などで遮ってしまいがち。
遮らないようにプロジェクターの置き場所を工夫すると、、、大体「テーブルに直置き」か、「天井吊り下げ式」の設置方法しかなくなります。
おすすめの設置方法は以下の記事で紹介。
>>プロジェクターのおすすめの設置方法3つ紹介!【リビングで楽しむ】
また、うまく机の上に直置きできても、「投影角度」という問題も出てきます。
本製品には「角度調整機能」がありますが、その機能だけだとカバーしきれない事も結構ある
プロジェクターの「角度調整方法」は、以下の記事でまとめました。
>>【安い】プロジェクターの角度調整が簡単にできるアイテムを3つ紹介
また、「BenQ TH671ST」は1.5mの距離で100インチを投影できる「短焦点プロジェクター」ですが、それゆえ設置時に「簡単に100インチ以上」になってしまうのもデメリットと言えます。
100インチを想定してスクリーンを買ったのに、100インチ超えの画面にしかならないと言った事も起こり得る。大きくできるがゆえのデメリット
なので、「設置場所・設置角度・設置距離」が結構シビアなプロジェクターと言えます。
「BenQ TH671ST」プロジェクターをレビュー【デメリットも紹介】:まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
- プロジェクター「BenQ TH671ST」の特徴・スペックを紹介
- 「BenQ TH671ST」の1番の売りとなるポイントを紹介
- 「BenQ TH671ST」のデメリットを紹介
総じて、「BenQ TH671ST」は映像も綺麗でおすすめできるプロジェクターです。
とりわけ画質においては、安物プロジェクターよりもはるかに上で、画面が見やすい。映像の安定性も素晴らしい!
デメリットで挙げた「設置のしにくさ」は、プロジェクターであればほとんどどの機種でも当てはまるもの。「BenQ TH671ST」だけが抱えている問題ではないです。
安物プロジェクターでは不安、でも高いものは手が出ない。そんな悩みを持った人にはピッタリのプロジェクターですよ。
プロジェクターの「最良の設置場所」は以下参照。
>>プロジェクターを「DIY無し」で天井吊り下げしよう【穴開けない】
ではでは、プロジェクターを使った「大画面映画(ホームシアター)」ライフを〜
以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。
>>【超簡単】ホームシアターの作り方、必要なものを全て紹介【お手頃】