こんにちは、センチネルです。本記事では上記の疑問に答えます。
本記事の内容
- ホームシアターの理想的な試聴ポジションを紹介
- 理想的なポジション・角度によって発生する「魔法のスピーカー」も紹介
本記事を書いている管理人はホームシアター歴8年ほど。今までにいろんなタイプのホームシアター構成を試してきました。
近年ではホームシアターシステムの「低価格化」が進んでいて入手しやすくなってきていますね。
>>ホームシアターを「予算10万円」で実現しよう【5.1chは余裕】
ただし、ホームシアターを入手したとしても、持っているポテンシャルを引き出すには「スピーカーの角度」がかなり重要になってきます。
>ホームシアターは「スピーカーの角度」が超重要【機材変更はその後】
上記の記事で角度の重要性を理解した上で、ホームシアターの「理想的な試聴ポジジョン」で映画を視聴すると、まるで別世界に入ったかのような感覚を覚えます。
早速、別世界に入るための方法を解説していきますね。
以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。
【超簡単】ホームシアターの作り方、必要なものを全て紹介【お手頃】
ホームシアター欲しいんだけど、何から手をつけたらいいのかわからない。簡単に作る方法を教えてほしい!←こういった疑問に答えつつ、安く、簡単にホームシアターを構築する方法をシェアします
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ホームシアターの理想的な試聴ポジション、「スイートスポット」を紹介
別世界に入るために必要となる、ホームシアターにおける理想的な視聴ポジションのことを「スイートスポット」と言います。
また、視聴者が座る場所を「リスニングポジジョン」ということもあります
基本的には5.1chサラウンドだろうと、7.1.4chのドルビーアトモスだろうと「スイートスポット」は存在します。
>ホームシアターの「ch(チャンネル)」を解説!【初心者でも理解】
本記事では、以下のホームシアターシステムのバリエーションにおけるスイートスポットを紹介!
本記事紹介のバリエーション
- 5.1ch
- 5.1.2ch(ドルビーアトモス)
- 5.1.4ch(ドルビーアトモス)
- 7.1ch
- 7.1.2ch(ドルビーアトモス)
- 7.1.4ch(ドルビーアトモス)
それぞれセンタースピーカーを抜きにしても、スイートスポットは同じレイアウト、同じ角度で成立すると考えて大丈夫です。
つまりセンタースピーカーのある、無しは別に問題ではありません。
その理由は>【ホームシアター】センタースピーカーの役割を初心者向けに解説!を読めば納得できますよ
では5.1chサラウンド〜7.1.4chドルビーアトモスまでの、それぞれのスピーカー構成と「スイートスポット」を画像付きで紹介していきます。
>イネーブルドスピーカーで体感するドルビーアトモスの実力を紹介!
5.1chのスイートスポット紹介
5.1chのスイートスポットはとても簡単。
上の画像の「ソファー」の中央部分に視聴者が座るとして、スピーカーを視聴者の方に向ければいいだけ。
視聴者の座る場所=リスニングポジジョンなので、リスニングポジジョン=スイートスポットになります。
※センタースピーカー無しの4.1chでもほとんど効果は同じ。
圧倒的にコスパのいい、「5.1chホームシアターセット」はこちら。
>>「5.1chホームシアターセット」おすすめランキングトップ3紹介
5.1.2ch(ドルビーアトモス)のスイートスポット紹介
5.1.2chはドルビーアトモスのスピーカー構成ですが、5.1.2chのスイートスポットも5.1chの時と変わらず。
上方向を表現するスピーカーが増えたところで、視聴者が違う場所に座ることにはなりません。
ちなみに、下の画像は5.1.2chを横から見た時の図になります。
見ての通り天井にスピーカーがありますが、だからと言って視聴ポジション=スイートスポットは変わりませんね。
5.1.4ch(ドルビーアトモス)のスイートスポット紹介
上の画像は5.1.4chのドルビーアトモスのスピーカー構成。見ての通り5.1chと変わりません。
リスニングポジションもスイートスポットも変化なし。
下の画像は5.1.4chを横から見た場合の図です。
・・・これも変わりませんね。
7.1chのスイートスポット紹介
7.1chのスイートスポットも5.1chと変わりません。
そして、ここから紹介する7.1.2ch〜以上のスピーカー構成も、リスニングポジション・スイートスポット共に変化しないので解説は省きます。
7.1.2ch(ドルビーアトモス)のスイートスポット紹介
上の画像が「7.1.2chドルビーアトモス」のスピーカー構成と、リスニングポジション・スイートスポットです。
下の画像がそれを横から見た図になります。
・・・ぱっと見スピーカー構成が「5.1.2ch」と同じに見えますが、ソファーとスピーカーが被る部分があるので、その部分のスピーカーが消されているだけ。
7.1.4ch(ドルビーアトモス)のスイートスポット紹介
上の画像が7.1.4chのドルビーアトモスのスピーカー構成と、リスニングポジジョン・スイートスポットです。
下の画像がそれを横から見た図になります。
7.1.4chのドルビーアトモスは、家庭用の映画館である「ホームシアター」の完成形といってもいいスピーカー構成ですね。
家のリフォーム抜きでここまでのスピーカー構成ができる人はほとんどいないでしょう。
とは言ってもリスニングポジション・スイートスポット共に5.1chの時と変わりません。
ホームシアターは「スイートスポット」の視聴で「魔法のスピーカー」が現れる
5.1ch〜7.1.4chドルビーアトモスのスピーカー構成と、リスニングポジジョン・スイートスポットを画像で紹介しました。
そして、紹介した画像の通りに「完璧な状態で」スピーカーの配置や、リスニングポジションの配置をして作品を再生すると、奇妙な現象が起こるようになります。
その現象とは「スピーカーのない空間から音声が聞こえるようになる」というもの!
確かにそこにはスピーカーはない。
でも何もない空間からはっきりと音が聞こえる!
そんな「魔法のようなスピーカー」のことを、「ファントムスピーカー」と言います。
このファントムスピーカーは、各スピーカーの距離・角度と視聴者のリスニングポジションが「完璧な条件で整った時」にのみ現れるもの。
5.1chであれ、7.1.4chであれ、ホームシアターを持っているのであれば「ファントムスピーカー」が現れるまでセッティングを試行錯誤するべき
何もない場所から音声が聞こえるという「究極のサラウンド」の象徴であるファントムスピーカーですが、それを達成するためにやるべきことは以下の通り。
ファントムを目指せ!
- 各スピーカーの角度を理想的なものにする
- 各スピーカーの距離を左右対称にする
- 各スピーカーの音量を徹底的に調整する
- リスニングポジションを本記事の画像の通りの場所にする(自動的にスイートスポットもぴったり合う)
※みんな持っている製品が違うので、具体的なスピーカーの角度、距離などは個々で試行錯誤してもらう必要はあります
少なくとも管理人はファントムスピーカーを登場させるために、上記の項目はかなり試しました。
今まででも素晴らしかったホームシアターが、さらに素晴らしくなる「ファントムスピーカー」という奇跡!それを自分の手で手に入れてしまいましょう!
ホームシアターは「スイートスポット」で視聴するべき理由はこれだ!:まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
スイートスポットでホームシアターを楽しむ理由は「ファントムスピーカー」を堪能するため
もう、それだけです。
残念ながら見た目こそ立派なホームシアターシステムであっても、ファントムを実現できていないシステムは「価値」が大幅に下がります。
見た目だけではないか!と。
逆に小規模でメーカーがバラバラなホームシアターシステムでも、ファントムが実現できていれば「高額なシステム」とも余裕で戦える!
「ファントムスピーカー」を実現させて現実からおさらばしましょう。
スピーカーは、いいスピーカーケーブルを使うことで「音質」を強化できます。以下のものがコスパに優れて超高品質ですよ。
以下の記事にて「5.1ch」ホームシアターの作り方をまとめています。
【超簡単】ホームシアターの作り方、必要なものを全て紹介【お手頃】
ホームシアター欲しいんだけど、何から手をつけたらいいのかわからない。簡単に作る方法を教えてほしい!←こういった疑問に答えつつ、安く、簡単にホームシアターを構築する方法をシェアします
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ではでは〜