こんにちは、センチネルです。本記事では、上記の疑問に答えます。
本記事の内容
- 5.1chホームシアターを作るために「必要な機材」を紹介
- 機材を「ゲットするべき順番・優先順位」も解説
- 実際に5.1chホームシアターを作る流れを紹介
本記事を書いている管理人は、ホームシアター歴7年ほど。現在は5.1chホームシアターの上位互換となる「ドルビーアトモス」に対応したシアターで映画を楽しんでいます。
※「ドルビーアトモス」の内容は、イネーブルドスピーカーで体感するドルビーアトモスの実力を紹介!を参照。
現在では予算が10万円ほどあれば、かなり本格的なホームシアターを作る事が可能になっています。
>>ホームシアターを「予算10万円」で実現しよう【5.1chは余裕】
また、5.1chのホームシアターであれば「セット販売」もされています。
>>「5.1chホームシアターセット」おすすめランキングトップ3紹介
ただ、これらのセット内容は「スピーカーセット」である事が多く、ホームシアターの中核となる「AVアンプ」や、映像を映すテレビやプロジェクター、再生機器、各種ケーブルは含まれていません。
本格的な5.1chホームシアターを作るには、上記の機材が不可欠!
とはいえ、そんなに多くのものが必要と言われても、ごっちゃごちゃになりますし、機材を揃えたところで「組み立て方や繋げ方の手順」はどうすればいいんだ!?となりますよね・・・
そこで本記事では、5.1chホームシアターを作るために「必要な機材」を紹介し、機材を「ゲットするべき順番・優先順位」を解説。
締めくくりに「実際に5.1chホームシアターを作る流れ」を紹介していきます。
分かりにくい「5.1ch」や「7.1ch」などの解説は、以下の記事で解説しています。
>>ホームシアターの「ch(チャンネル)」を解説!【初心者でも理解】
5.1chホームシアターを作るために「必要な機材」を紹介
5.1chのホームシアターを作る上で、これさえあればok!な機材は以下の通り。
各機材のおすすめのものは、機材名をクリックしてもらえばリンク先に飛べます。
お世辞にも「機材が少なくて済む」とは言えませんが、5.1chのホームシアターを作るのであれば、どうしても上記の機材は「全て」必要。
各機材の役割は、>>ホームシアター費用を全て公開!必要な機材リスト付き【初心者向け】で解説中です。
※必須ではなくても、「あると便利な機材」も同時に紹介しているので、必要な機材を全部知りたい場合は読んでみましょう!
機材が多すぎる!やっぱり揃えるのは面倒臭い!という場合は、以下のような「サウンドバー」を選ぶ選択肢もあります。
>>サウンドバーおすすめランキングトップ3【ドルビーアトモスに対応】
ただし、サウンドバーとホームシアターでは、「得られる体験」に大きな差がありますよ。
>>サウンドバーとホームシアターはどちらがおすすめ?【3項目で比較】
機材を「ゲットするべき順番・優先順位」を紹介
この項目では機材の「ゲットするべき順番・優先順位」を紹介していきます。
しかし、ゲットする機材の優先順位と「お金をかける機材の優先順位」は若干異なるので、「最高の環境」にしたい場合は、この項目と併せて以下の記事も読んでください。
>>ホームシアターで「お金をかけるべき機材」ランキングトップ3を紹介
そして、ゲットするべき機材の優先順位は以下の通り。
- テレビorプロジェクター
- 各種ケーブル類
- 再生機器(fireTV stick・Blu-rayプレイヤー・PS4など)
- AVアンプ
- フロントスピーカー×2
- サラウンドスピーカー×2・サブウーファー
- センタースピーカー
なぜ上記のような順序で入手するべきなのか、それぞれ解説していきます。
ちなみに管理人は、最初は以下の記事で紹介しているホームシアター機材を使っていました。
>>ホームシアター費用を全て公開!必要な機材リスト付き【初心者向け】
ゲットする機材の優先順位1:テレビorプロジェクター
まずは、テレビorプロジェクターをゲットしましょう。これらがないと映像が映りませんので。
ちなみに、ホームシアターで使用すべきテレビの大きさに「決まり」はありません。たとえ画面が小さいテレビでも、自分が満足できていれば、それは立派なホームシアターです
一方で、自宅映画館であるホーム「シアター」らしさを求めるならば、画面サイズは大きければ大きいほどよし。
テレビの場合、ホームシアターらしい迫力を求めるなら「55インチ以上」の画面サイズは欲しいところ。
ただし、大画面を求めるならば「テレビ」よりも圧倒的に「プロジェクター」を選んだほうがいいですよ。
「プロジェクター」が「絶対に”テレビ”よりおすすめ」な理由を解説
今のプロジェクターは、低価格の製品でも画質がキレイですし、100インチの画面を作る事だって余裕です。しかも設置も簡単!
※プロジェクターを置く「環境」によって、設置の難易度は変化するので、設置環境が不安な場合はプロジェクターのおすすめの設置方法3つ紹介!【リビングで楽しむ】を読んでみてください
もちろん大画面テレビもいいですが、プロジェクターの「作れる画面に対して価格が安い」コスパの良さを知ると、、、テレビよりもずっとおすすめします。
以下のは最強ランクのプロジェクターです。
>>XGIMI(ジミー)プロジェクターの「売れ筋製品トップ5」を紹介
ゲットする機材の優先順位2:各種ケーブル類
次に、各種ケーブル類をゲットしましょう。これがないと映像も音声も流せません。
5.1chを作るのであれば、最初から5.1ch分の本数を揃えておくと、スムーズにシアターの構築が進みますよ。
5.1chのホームシアターを作るのであれば、用意すべきケーブル類は以下のようになります。
- HDMIケーブル×2本分
- サブウーファーケーブル
- スピーカーケーブル✖️5本分
プロジェクターで映画を見るのであれば、HDMIケーブルのうちの1本は「5m以上の長いもの」を用意してください。※もう1本は2m前後のものでOK!
なぜなら、プロジェクターは「投影距離」が伸びるほど画面を大きくする事ができるので、それに応じてHDMIケーブルも長いものが必要になってくるからです。
プロジェクターの「投影距離」と「画面の大きさ」の関係は、製品によってまちまちなのでなんとも言えませんが、たとえば「1.5mの距離で100インチの画面が作れる!」となっている製品でも、HDMIケーブルの長さは5mくらいあった方が安心です
サブウーファーのケーブルは、以下の長さのもので大丈夫。
スピーカーケーブルは以下のような「リール状になった製品」を選べば、好みに合わせてケーブルの長さを決められます。30mもあれば十分。これは超高性能な逸品ですよ。
ゲットする機材の優先順位3:再生機器(fireTV stickやPS4など)
テレビやケーブル類が揃ったところで、再生機器(fireTV stick・Blu-rayプレイヤー・PS4など)をゲットしましょう。ここまで揃えば、もう普通に映画を見る事ができます。
現在は、自宅で映画を見るなら月額制で映画見放題の「ストリーミングサービス(VOD)」が主流。映画を見るだけであればそれらの再生できる「fireTV stick」があれば十分ですよ。
ホームシアター向けのVODは、ホームシアター向けの音声で集録されている「Amazonプライムビデオ」が圧倒的におすすめ。詳しい解説は以下参照。
>>Amazonプライムビデオが「ホームシアター」向けの理由を解説!
ちなみに「VOD再生機器」は、fireTV stick以外にも以下のものがあります。
まあ、価格と性能を踏まえた「コスパ」ではfireTV stickが圧倒的にいいので、本記事ではfireTV stickをおすすめしています。
※性能はAppleTVが最強ですが
もっとも、「PS4やPS5」はVOD(ストリーミングサービス)のアプリを内蔵しているので、それらを持っていれば「fireTV stick」などを買い足さなくてもOKです。さらにゲームもできますしね。
また、「PS4や5」は「Blu-ray Disc」を再生できる点が強みです。
Blu-ray Discは、VOD全盛期の現在でも、VODより画質音質共に上!その分、VODのように月額で見放題ではなく、作品ごとに購入する必要がありますが。
Blu-ray DiscとVOD(ストリーミングサービス)のどちらがいいかは、以下の記事を読んで判断するといいですよ。
>>ブルーレイとストリーミングはどっちがいい?【お得サービスも解説】
ゲットする機材の優先順位4:AVアンプ
次に、ホームシアターの「基幹」であるAVアンプをゲットしましょう。
テレビやプロジェクターなどの、「映像面での迫力」のみを求めるのであればAVアンプは不要ですが、多くのスピーカーを使った「臨場感あるホームシアター」を作る場合には必須のものになります。
AVアンプは、各スピーカーを調整する役割を持った機材。これがないと、ホームシアターで「理想的な音響」を作る事ができない!
AVアンプの選び方はホームシアター用「AVアンプ(レシーバー)」の役割と選び方を紹介で解説していますが、「5.1chホームシアター」を作るのであれば、以下の製品さえ選んでおけば問題ありません。
また、将来的に「5.1chホームシアター」よりも上の「ドルビーアトモス対応ホームシアター」の構築も視野に入れている場合は、最初からドルビーアトモス対応アンプをゲットしておくと、後からアンプを買い足さなくてすみます。
>>ドルビーアトモス対応おすすめ「AVアンプ」3つ紹介【コスパ重視】
まあ、とは言っても日本の住宅では「5.1chホームシアター」が最適解ですし、部屋のサイズ的にも5.1chが限界です。
ドルビーアトモス対応のホームシアターを作れるのは、シアタールームを用意できる贅沢な人に限られるので、基本は5.1chに対応している製品で問題ありません。
ドルビーアトモスとなると、どれだけ「各スピーカーの設置」が大変かは、以下の記事で解説しています。
>>ホームシアターは「スピーカーの角度」が超重要【機材変更はその後】
ゲットする機材の優先順位5:フロントスピーカー
5.1chホームシアターの醍醐味といえば、映画館らしい音響です。そして、その音響を実現できるのは「各種のスピーカー」があってこそ。
さらに、その各スピーカーの中でも最も重要となるものが「フロントスピーカー(トールボーイスピーカー)」です。
フロントスピーカーが、ホームシアターのスピーカーの中でもどれだけ重要かは以下の記事で解説中。
>>【ホームシアター】フロントスピーカーの役割を解説!【初心者向け】
以下のものは、管理人がとっても気に入っているもの。品切れ注意。
上記の製品以外の、フロントスピーカーの中でもコスパが良く、多くの人に絶賛されている製品を以下でまとめました。
>>「フロントスピーカー」売れ筋ランキングトップ3【コスパ重視】
オーディオ界隈で絶賛されている「POLK AUDIO」社の製品には、下記記事のような特徴があります。
「Polk Audio」の製品を超絶おすすめする「3つの理由」を紹介!
「Polk Audio」っていうオーディオメーカーが、近年注目を浴びていてホームシアター業界が賑わっている。でもなんでそんなに騒がれているのかな?←3つの理由を用いて疑問に答えます
続きを見る
ゲットする機材の優先順位6:サブウーファーorサラウンドスピーカー
フロントスピーカーの次は、サブウーファーかセンタースピーカーを揃えましょう。
どちらから揃えても問題ありませんが、サブウーファーを揃えると重低音が豊かになるので、「映画らしいド迫力の音響」になります。
>>2万円前後「サブウーファー」おすすめトップ3【ホームシアター版】
映画において、サブウーファーがもたらす「恩恵」は計り知れません。サブウーファーの重低音があってこそ、ホームシアターと言えるでしょう。
サブウーファーの詳しい役割は、以下の記事で解説しています。
>>【ホームシアター】サブウーファーの役割を初心者向けに解説!
ただ、フロントスピーカーの性能が優れていれば、サブウーファーがなくても十分な重低音が得られますし、そもそもサブウーファーだけでは通常の音声すら流れません。
なので、サブウーファーの優先度はフロントスピーカーよりも下。
そして「サラウンドスピーカー」は、自分の後ろに置くスピーカーです。サラウンドスピーカーがあることで、映画館特有の「囲い込む音響」が完成しますよ。
>>「サラウンドスピーカー」おすすめランキングトップ3【コスパ最高】
「音の移動」や「空間の演出」などの表現で大活躍するスピーカーでもあり、このスピーカーがあると自分の周りを「音が飛び交う」経験をする事が可能!
サラウンドスピーカーの詳しい役割は、以下の記事で解説しています。
>>ホームシアターの「サラウンドスピーカー」とは?初心者向けに解説!
ただ、サラウンドスピーカーもサブウーファーと同様で、あれば豊かな映画体験ができるものですが、フロントスピーカーがないと機能しないものなので優先度はフロントスピーカーよりも下です。
ちなみにサラウンドスピーカーは、以下のような「スピーカースタンド」を用いて設置することが前提の機材です。
ゲットする機材の優先順位7:センタースピーカー
最後にゲットする、つまり5.1chホームシアターの中でも最も優先順位が低いものは、センタースピーカーです。
>>センタースピーカーおすすめランキングトップ3【2万円前後モデル】
センタースピーカーは、主にセリフを明瞭にしたり、セリフを聞きとり易くする役割があるので、ホームシアターで多人数で映画を見る時に重宝するスピーカー。
※常にホームシアターの「中心」からセリフが聞こえてくるようになるため
ただ、センタースピーカーがあることによって、音響がチグハグになることもあるので、必要かどうか意見が分かれることも結構あるのも事実。
本記事では5.1chホームシアターに必要なものを全部紹介しているので、このセンタースピーカーも一応紹介しますが、、、現在、管理人は使っていません
センタースピーカーの役割については、以下の記事で解説しています。
>>【ホームシアター】センタースピーカーの役割を初心者向けに解説!
実際に5.1chホームシアターを作る流れを紹介
ここまで、5.1chのホームシアターに必要となる機材と、必要な理由を紹介してきました。
ここからは、ゲットした機材を使って、どうやって5.1chホームシアターを作っていくのかを解説します。
5.1chホームシアターの構築方法は簡単で、「機材を配線で繋ぐだけ」です。その手順は以下の通り。※この通りにつなげばあっさり完成します
- 手順1:AVアンプの「HDMIのIN端子」に、fireTV stickなどの「再生機器」を接続する
- 手順4:左右のサラウンドスピーカーとAVアンプを、スピーカーケーブルで接続する
- 手順5:センタースピーカーとAVアンプを、スピーカーケーブルで接続する
- 手順6:サブウーファーとAVアンプを、サブウーファーケーブルで接続する
大まかに言えば、たったこれだけです。
注意点として、各種スピーカーケーブルは、スピーカーとAVアンプの距離によって長さを変える必要があるので、「長さが足りない」とならないようにしましょう。
参考までに、管理人は8畳の部屋を目一杯使って各種スピーカーを設置していて、それぞれのスピーカーケーブルの長さは以下のようにしています。
- フロントスピーカー:スピーカーケーブルの長さ=3m×2本
- センタースピーカー:スピーカーケーブルの長さ=2m×1本
- サラウンドスピーカー:スピーカーケーブルの長さ=7m×2本
サラウンドスピーカーは、自分の背後に置くスピーカーとなるので、スピーカーケーブルは長いものを作っておきましょう。
※テレビやAVアンプの後ろで束ねればいいので、長すぎても問題ありません
また、各スピーカーの配置、置き場所は以下の記事を参考にしてください。
>>ホームシアターは「スピーカーの角度」が超重要【機材変更はその後】
映像を映す機器に「プロジェクター」を選んだ場合、いろいろな工夫をしないと映像が綺麗に映らなかったり、設置そのものがうまくいかない可能性もあります。
そんな時は、以下の記事を読めば問題解決できますよ。
いいホームシアターにするために必要な「微調整方法」を紹介
設置手順と、必要となる長さのケーブル、スピーカーの置き場所や角度を紹介しましたが、これだけで「いいホームシアター」になるかというと、まだまだです。
ここまでは、ケーブル類を器材に繋いで機材とスピーカーを設置しただけ。
映像面はそれでも十分ですが、音響面はまだまだ不十分。音響をよくするには、もう一手間かけてやる必要があります。
ホームシアターは、映像よりも音響の方が重要。音響が整うと、得られる体験も段違いに上がる!
中でも、サブウーファーは置き場所が悪いと、非常に気持ちの悪い音響になることがあります。
以下の記事にて、理想の置き場所を解説中。
>>サブウーファーは「テレビ裏」に置こう【ホームシアターが化けます】
また、AVアンプに備わっている「イコライザー機能」を使って、各スピーカーの音質を調整することもできます。必須ではないですが、、、やるとやらないとでは大違いなので、管理人は調整していますよ。
管理人が自分のシアターで映画を見るときに聞いている設定を、以下の記事でまとめました。
>>ホームシアターの音質を無料で改善する方法【イコライザーに頼る!】
前の項目で紹介した>>ホームシアターは「スピーカーの角度」が超重要【機材変更はその後】と合わせて上記の2つの記事内容を実践すると、機材を繋いだだけでは得られない「完成度の高いシアター」が出来上がります。
ホームシアターを組み終わったら、ぜひ試してみてください。
「5.1chホームシアター」の作り方を紹介【揃える機材の順番も】:まとめ
最後に、本記事の内容をまとめます。
- 5.1chホームシアターを作るために「必要な機材」を紹介
- 機材を「ゲットするべき順番・優先順位」も解説
- 実際に5.1chホームシアターを作る流れを紹介
5.1chのホームシアターを作るために最低限必要な機材は、以下のものでしたね。
そして、それらの機材は以下の順番でゲットすれば、ホームシアター構築がスムーズに進むことを紹介しました。
後は、「実際に5.1chホームシアターを作る流れを紹介」で解説した順番で、簡単に5.1chのホームシアターを作ることができます。作った後の微調整も忘れずに。
非常に長くなってしまいましたが、本格的なホームシアターの入り口となる「5.1chホームシアター」の作り方の解説でした。
ではでは、いいホームシアターライフを〜